昨日、プロ野球の12球団代表者会議が行われ、「今季のオール・スター・ゲーム及びフレッシュ・オール・スター・ゲームの中止。」が発表された。 フレッシュ・オール・スター・ゲームは1963年に「ジュニア・オール・スター・ゲーム」の名前で始まり、57年の歴史で中止となるのは、1966年と2015年に続き3度目。オール・スター・ゲームはセ・リーグとパ・リーグの対抗方式として開催された1951年以降、中止となったのは初の出来事。又、今季の開幕日は3度延期されていたが、「今月末迄、新型コロナウイルスの感染状況を見守り、出来れば6月中旬から下旬の開幕を目標とする。」と事が決定された。
新型コロナウイルスの感染者数が減って来たとはいえ、油断すれば再び感染拡大の可能性が在るのだから、プロ野球の開幕がこんなにも遅くなってしまうのは仕方無いだろう。個人的な考えを言わせて貰えば、近年のオール・スター・ゲーム及びフレッシュ・オール・スター・ゲームには興味が失せていたので、中止に関しては特に思う所は無い。
昨日の12球団代表者会議では具体的な話は出なかった様だが、「『長距離移動をしない事で、感染リスクを大幅に減らす。』という理由から、開幕から当面の間、セ・リーグ6球団は首都圏、パ・リーグ6球団は関西圏の球場で試合を行う。」、「今季のレギュラー・シーズンは、“最大で”120試合。」、「クライマックス・シリーズ(CS)は、開催しない可能性も。」という一部報道も。
CSに関しては一貫して反対の立場なので、開催しない事になれば嬉しい。と言うか、「来年以降も行わないで欲しい。」と思ったりも。
2リーグ制になった1950年以降、レギュラー・シーズンの試合数は「最小で120試合、最大で146試合。」となっている。昨季迄5年連続で「143試合」で行われており、若し今季が「120試合」となれば、1952年以来68年振りの事となる。本音を言えば「昨季と同じ143試合行って欲しい。」けれど、現実を考えると、試合数が減るのも仕方無い事だろう。試合数が大幅に減れば、選手の記録も“一部”を除いて低調な物になると思われ、そうなると今季は「沢村賞受賞者無し。」という可能性も。
「リーグ別の集中開催方式案」というのが現実となれば、応援するチームの試合が近くで見られなくなるファンは気の毒。「ずっと続く訳では無く、状況が改善されれば、元のスタイルに戻る。」にしてもだ。