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「海豚160頭以上が打ち上げられる 茨城の海岸 東日本大震災の時も・・・」(4月10日、ハザードラボ)
茨城県鉾田市の海岸で、10日朝、160頭以上の海豚が打ち上げられているのを、近所の住民が発見した。
鉾田市によると10日午前6時頃、台濁沢の海岸に160頭以上の海豚が約4kmに亘って打ち上げられているのを近所の住民が発見し、警察等に通報した。
大洗町のアクアワールド茨城県大洗水族館によると、打ち上げられたのはマイルカ科のカズハゴンドウだと言う。
鉾田市では現地対策本部を設置し、警察や海上保安署等と協力して、生きている海豚の頭数把握を進めている。健康上問題の無い海豚に付いては、打ち上げられた海岸から車両で鹿島港まで運び、沖合に放流する予定。
茨城県では東日本大震災の在った2011年3月にも、鹿嶋市や鉾田市の海岸で、カズハゴンドウ約30頭が打ち上げられたのが見付かったと言う。
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「大きな地震の前触れとして発生乃至知覚され得ると言われている、生物的、地質的、物理的異常現象とされる物。」を、宏観異常現象と呼んでいる。大地震の発生前に「地鳴りが聞こえた。」、「地震雲を見た。」、「地下水の水位が大きく増減した。」、「鯰が異常な程に騒いだ。」、「尋常では無い数の蛙が行進していた。」、「深海魚が相次いで、海面に浮かび上がった。」なんていうのがそうだが、今回の様な「数多の海豚が、海岸に打ち上げられた。」というのも、良く見聞する話。
茨城県では2011年3月5日に、矢張りカズハゴンドウが約30頭、海岸に打ち上げられ、其の6日後に東日本大震災が発生している事から、地元では今回の出来事を、不安に思う人も少なく無いと言う。「多くの海豚が打ち上げられた事と大地震発生との因果関係」は証明されている訳では無いし、必要以上に大騒ぎする必要は無いけれど、用心するに越した事は無いだろう。