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半値八掛け二割引:株式相場に於て、上昇相場に入った銘柄の株価がピークと成って下落し始めた時、"再度買い付ける場合の安値の目安とされる値段"をいう相場の格言。語源は「大阪の商人達の間で、昔から値引きをする際の値段。」として言い伝えられている物から来ている。実際には、其の相場の高値の金額を半分にし、0.8倍して、更に其れを0.8倍(0.5x0.8x0.8=0.32)、詰り高値の概ね3分の1の値段を指す。
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中学生の時だったか、「半値八掛け二割引き」という言葉を教えて貰った。誰からだったかは忘れてしまったが、其の人曰く「どんな情報でも、鵜呑みにしては駄目。情報ソース(当時は「情報の出所」と言われた様に記憶している。)が明らかにされている情報で在ってっも、『本当かな?』と疑って掛かり、他の情報にも幾つか当たって"自分の頭"で検証した上で、『事実の様だな。』と確信出来たなら、其の情報を自分の中に取り入れる。そして、情報ソースが明らかにされていない物に関しては、抑、"半値八掛け二割引"というスタンスで接し、他の情報により多く接した上で分析しないといけない。」と。
要するに、「情報ソースが明らかにされていない物は、"話半分"どころか、"話3分の1"位の信憑性というスタンスで接し、そして分析しないと駄目。」という事で、以降、自分は此の教えを肝に銘じている。(其れでも、嘘情報に騙されてしまう事も在ったが。)
当ブログをチョコチョコ覗いて下さっている方ならば御存知だろうが、"ホリエモン(堀江貴文氏)"は嫌いな人物の1人だ。「自分さえ良ければ、他者の事なんかどうでも良い。」という思考が露骨に感じられる上に、「自身の存在価値をアピールしたいが為"だけ"に、意図して世論との逆張りの主張をし捲る。」のが嫌。「世論を鵜呑みしない。」というのは良い事だが、其の世論を否定する根拠が彼から示されたとしても、大概は「事情を知る知り合いから聞いた話。」という物で在り、其れを以てして「自身と相容れない意見や人物を、あからさまに馬鹿にしたり、悲惨な状況に置かれている人に付いて、ヘラヘラ笑い乍ら話したりしている。」のは、不快以外の何物でも無い。
なので、YouTubeのチャンネルを結構視聴する様には成ったが、ホリエモンのチャンネルは見ない様にして来た。でも、先日、YouTubeをザッピングしていたら、ホリエモンのチャンネルの或る"サムネ"が目に留まった。「一昨年6月に発生したとされる『中居正広氏の女性トラブル』に関し、被害者女性に付いて取り上げている。」様だが、"此処で記すのも悍ましい程の具体的な性加害表記"がされており、且つ「デマ許り拡散している事で有名な某著名人」とのコラボで、「こんな性加害情報、全く見聞した事が無いし、非常に怪しいなあ。」と"半値八掛け二割引"のスタンスで視聴する事に。
結局、サムネに記されていた様な具体的な性加害に付いては触れられておらず、コメント欄を覗くと「こんな嘘で視聴者数を稼ごうとするのは、余りに酷い。」みたいな書き込みが多かった。当然の事だし、そういう書き込みが多い事に、ホッとした思いも。
そんなホリエモン氏のチャンネルだが、知り合いから「結構話題に成っている。」と連絡が在った。「中居正広氏の女性トラブル」と「女性トラブルに関するフジテレビ幹部社員の関与疑惑&フジテレビの"女性上納システム"疑惑」に付いて、フジテレビの元アナウンサー・長谷川豊氏と話しているという内容で、「幾ら辞めたとはいえ、此処迄"古巣"の事を話してしまって大丈夫なの!?」と思ってしまう程、長谷川氏が暴露し捲ってると言う。
長谷川元アナの事を知らない方も居られるだろうから、簡単に彼のプロフィールを記すと、「1975年生まれで、立命館大学産業社会学部を卒業後、1999年にアナウンサーとしてフジテレビに入社。入社1年目から『FNNスーパーニュース』のフィールド・キャスターを任される等、局内で高く評価されていた様だが、2012年に『業務の規定に違反』したとして降格処分された事等から、翌2013年に14年間勤務したフジテレビを退社。以降、経営者、コンサルタント、プロデューサーとして活動。」と成っている。
降格処分された「業務の規定に違反した行為」に付いては、此方に詳しく記されている。「長谷川元アナが業務でニューヨークに滞在していた際、関連費用を不正に使用していた。」という事で、長谷川元アナは全額を返還したけれど、「或る社員の勘違いが原因で在り、不法領得の意思が全く無い上に、金銭を返還し様としていた事が明確なのだから、横領行為には当たら無い。」と、当時の彼が主張していたのを覚えている。正直、「苦しい言い訳だなあ。」と、自分は思った。
そして、退社後、「自身のブログで、『自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!』というタイトルの記事をアップ。」したり、「被差別部落に付いて問題発言をした。」りと、ハッキリ言って彼に対して"も"、良い印象は全く無い。
そんな2人のコラボ動画なので、視聴する気が起きなかったのだけれど、自分と同様にホリエモン&長谷川元アナに対して胡散臭さを感じている知り合いが、「俺も話半分で視聴したけれど、話している内容にリアリティーが在って、強ち嘘とは言い切れない気がする。(御前は)フジテレビに勤めて"いた"知り合いから、色々内情を聞いていたって事だし、取り敢えず視聴してみたら?」と迄言われたので、"半値八掛け二割引"のスタンスで、当該動画「【緊急対談】『フジテレビに上納文化はあります』日枝久が作った"歪な構造"を元フジアナウンサー・長谷川豊が猛烈批判」【動画】を見る事にした。
1時間足らずの内容で、「長谷川元アナがホリエモンに対して、余りに阿った態度で接しているのが気持ち悪かった。」けれど、彼が話している内容自体には、信憑性の高さを自分は感じた。
と言うのも、別の知り合い、彼は長年フジテレビに勤務して"いた"事も在り、飲みの世界で良く"フジテレビの内情"に付いて話してくれていたのだが、「彼の話とピタリ一致する、内部を知らないと言えない様な具体的な話。」が多かったので。一般には知られていない話、例えば「"フジテレビのドン"として40年近くもの間君臨し続けている日枝久・フジサンケイグループ代表と自民党との癒着や、彼が具体的に、何の様にして人事権を握っているか?」、「男女関係が乱れ切っているフジテレビの風土。」、「今回の事件で渦中の1人と成っている港浩一社長が、一旦は"完全左遷"されたものの、何の様な手段で日枝氏に取り入り、何の様な"陰湿な手段"を用いて、他の有力候補達を蹴落とし、社長に成る事が出来たのか?」、「小倉智昭氏による、佐々木恭子アナの耳舐め事件。」、「『女子アナ=優秀なキャバクラ嬢』というフジテレビ内の共通認識。」等々、件の知り合いから聞いた時には「流石に、其れは嘘だろ。」と思ってた話半分で聞き流していた話の数々が、14年間フジテレビに身を置いていた長谷川元アナの口から、寸分違わぬ内容で暴露されていた。」のだ。又、今回初めて知った「おすぎ氏から受けた性的被害、そして其れを"容認"した先輩の笠井信輔アナ&佐々木恭子アナ。」の話なんぞは、非常にリアリティーが在る上に、「こんな嘘を吐くメリットが、長谷川元アナに在るとは思えない。」と自分は判断した。
事実なのか嘘なのか?其れは、実際にフジテレビに身を置いた事が無い自分には断言出来無い。だから、「此の動画で語られている事は、全て事実だ!」なんて言う気も無い。どう判断するかは、当該動画を見られた方々次第。そして、話された内容が事実か否かに拘らず、「そんな話も在るんだ。」と自分の胸の中だけに納め、関係者を"攻撃"する様な事をしては絶対に駄目。そんな事をすれば、自分達が「卑劣だ!」と憤っている連中と、全く同類に成ってしまうのだから。
長谷川元アナの話している事が100%事実で在るならば、「抜本的に“体質”を改められないので在れば、フジテレビは潰した方が良い」と、自分は改めて思う。