懐メロが大好き。特に好きなのは"自分が生まれる前にヒットした歌"で、昔は結構懐メロ番組で取り上げられていたのだが、近年は"自分がリアル・タイムで聞いたヒット曲"を取り上げる懐メロ番組が増え、専らYouTubeで(自分が生まれる前にヒットした歌の)懐メロを楽しんでいる。
此の手の懐メロ動画を見ていると、今の"歌謡界"との違いを感じる事が多い。其の1つが、「芸者歌手」の存在だ。芸者歌手と言っても色々で、「実際に芸者をし乍ら、歌手活動も行っている者。」も居れば、「芸者では無いけれど、芸者の格好をして歌っている者。」も居たりした。
パッと調べただけでも、芸者歌手と呼ばれる人は次の通り。
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・赤坂小梅さん
・赤坂百太郎さん
・浅井丸留子さん
・浅草〆香さん
・浅草染千代さん
・市丸さん
・榎本美佐江さん("カネやん"の元妻)
・神楽坂玉枝さん
・神楽坂はん子さん*1
・神楽坂浮子さん
・金廣つぼみさん
・喜久丸さん
・小唄勝太郎さん
・下谷菊太郎さん
・下谷小つるさん
・下谷二三子さん
・新橋喜代三さん
・多田小餘綾さん
・照菊さん
・日本橋きみ栄さん
・福鶴さん
・福むら貴美子さん
・藤本二三吉さん
・先斗町筆香さん
・真箏さん
・豆千代さん
・三浦布美子さん
・美ち奴さん
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【青空球児氏】
芸者歌手も御面相も色々で、中には「青空球児氏が、芸者の格好してるの!?」と思ってしまう方も居たりした。そんな中、市丸さんは別格で、「自分が懐メロ番組で歌っている姿を見たのは、彼女が80歳位の年だったと思うけれど、実に綺麗で色気が在る人。」だった。
芸者歌手が歌った歌には忘れられない物が幾つか在るけれど、「ゲイシャ・ワルツ」【動画】と「三味線ブギウギ」【動画】は特に好き。
*1 同じ「神楽坂」が付いた芸名の神楽坂はん子さんも非常に悲しい最期を遂げた様だが、2年前に娘が明らかにした所によると、神楽坂浮子さんの悲惨な生涯は、はん子さんの比では無い。
意外と多いんですね。
私が名前を知っているのはこの中でも1/4ぐらいです。
中では市丸さんや小唄勝太郎さん、榎本美佐江さん、神楽坂はん子さん、神楽坂浮子さんなどがすぐに思い浮かびます。
小学校5年生の途中まで住んでいた、京都市左京区の学区内に神楽坂通りという小さな坂道があり、当時はその地名が芸者歌手の名前の由来かと思っていたんですが、本家は東京の地名だったんですね(苦笑)。
京都といえば祇園や上七軒などの花街が有名で、舞妓さんや芸子さんが多い土地柄で、そんな勘違いをしていたようです。
芸者歌手と称される方、自分も実際に知っている方は、悠々遊様とそう変わりません。今回調べてみて、「こんなに居られたのか。」と驚いた次第。榎本美佐江さんに関しては、「元カネやんの奥さん」というのを先に知り、後に成って所謂芸者歌手だった事を知りました。
神楽坂、雅な名称からも、京都を想像させますよね。自分の場合、昔勤めていた会社の同僚(先輩)の実家の近所という事で、社会人に成って間も無い頃に神楽坂に連れて行って貰いました。と言っても、街中を見学させて貰っただけですが、「此処が名立たる神楽坂かあ。」と感慨深い物が在りましたね。