ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

年間5万6千人以上も

2015年11月08日 | 時事ネタ関連

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「18歳未満の子の親、年5万6千人に」(11月7日、読売新聞

 

癌と診断された時、18歳未満の子供が居る患者は、年間5万6,143人に上るとの推計値を、国立がん研究センター東京都中央区)が初めて算出した。

 

親が癌と診断される子供は、年間8万7,017人に上ると推計している。

 

同センター中央病院の5年間の入院患者データから発生割合を計算し、主な自治体が行った2010年の地域癌登録や、主要な病院が行った2011年の院内癌登録のデータに当て嵌めて、推計値を導き出した。

 

親が患う癌の種類では、父親は胃癌(15.6%)と肺癌(13.2%)、母親は乳癌(40.1%)と子宮癌(10.4%)が多かった。診断時の平均年齢は、父親が46・6歳、母親は43・7歳。

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昨年、国立がん研究センターが「2014年内に、新たに癌と診断される罹患数と死亡数の“予測”。」を発表。其れによると、1年で新たに癌と診断される罹患数は約88万人、癌による死亡数は約37万人にも上るとの事だった。今回の推計値によると、1年で新たに癌と診断される罹患数の内、18歳未満の子供が居る患者が占める割合は約6.3%という事になる。

 

18歳未満の子供と言えば、養育未だ未だ御金が掛かる状況。そんな中、癌に罹患するというのは、高価な治療費の支払いのみならず、治療による収入減や最悪の場合の「死」を考えると、実に大変な事態と言える。

 

数年前、従兄弟が癌に罹患した。自分よりも幾つか年上で、未だ学生の子供を何人か抱える身だったが、幸いにも手術によって仕事に復帰出来た。とは言え、復帰前と比べると収入は減り、罹患以降は心身共に疲弊させられる事が多かったと言う。

 

命在っての物種。」なのは間違い無いが、癌患者、特に成人前の子供を抱えた癌患者の大変さは、想像するに余り在る


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2 コメント

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起こす処方 ()
2015-11-08 18:32:19
確かに、癌患者は異常なペースで増えていますね。

癌治療は高額なために、患者の生活を、治療後も変えてしまうと思います。患者の側の変化としては、医療の供給によって、治療すべき状態や疾病への知識が若干増える程度でしょう。

専門医療を、限られた特定の場所で受けても、以後の治療は地元のかかつりけ医なわけで、投薬も重要な役割を果たすべきだと思います。たとえば、具体的なアドバイスを受ける機会である、薬手帳を授受する場所、薬局において、地域の医療ツーリズムを紹介できるようにしてはどうかと思います。

QOLの向上による、温泉や漢方の提供も、重要なリハビリの機会だと思います。地域の医療サービスは眠っているだけで、起こさない事には、総体的に機能する事は無いと思いますので…。
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>隆様 (giants-55)
2015-11-08 20:49:12
初めまして。書き込み有難う御座います。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

母方の家系に癌で亡くなった者が多く、以前は「母方は癌家系だから。」と良く言っていたのですが、今や「2人に1人は癌に罹患し、3人に1人の死因が癌。」という時代となり、「癌家系」云々と言う時代では無くなりましたね。

「お薬手帳」の活用、癌治療の対策としては「在り。」なのでしょうが、何しろ「お薬手帳」其の物がきちんと管理されていない等、色々問題が指摘されている状況(http://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=10896)では、先ずシステム自体を変えて行かないといけないかもしれません。「此のシステムを導入すれば、様々な面で効率化が図られ、国民にとって大きな利益となる。」と散々喧伝された「住民基本台帳制度」が、今や「全然意味が無かったじゃない。」と言われている様に、お薬手帳もそんな存在になりつつ在るので。

癌は必ずしも不治の病では無くなったものの、其れでも怖い病気なのは確か。100%治るという治療法が無い中、怪しげな民間療法に頼り、身包みを剥がされてしまう患者も居る。そういう類は論外ですが、温泉や漢方による治療というのは、個人的に「良い。」気がしています。

今後とも、何卒宜しく御願い致します。
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