現在開催中の「2019 WBSCプレミア12」は、「WBSCプレミア12」の第2回大会。第1回大会で在る「2015 WBSCプレミア12」は4年前に開催され、韓国代表が優勝している。
「WBSCプレミア12」という名称は知っていても、「『WBC』とは、何が違うの?」という人も居られるのではないか?野球好きの自分も、そんな1人だ。
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「主催組織」
WBC:(メジャー・リーグ・ベースボール(MLB)機構とMLB選手会によって立ち上げられた)ワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)
WBSCプレミア12:世界野球ソフトボール連盟(WBSC)
「開始年」
WBC:2006年
WBSCプレミア12:2015年
「開催頻度」
WBC:(第2回大会[2009年]以降)4年毎
WBSCプレミア12:4年毎
「出場国数(本選)」
WBC:16ヶ国
WBSCプレミア12:12ヶ国
「球数制限」
WBC:在り(同点の場合、12回からタイ・ブレーク方式適用。)
WBSCプレミア12:無し(同点の場合、10回からタイ・ブレーク方式適用。)
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WBSCプレミア12が開催される様になった経緯は此方に詳しく書かれているが、簡単に言ってしまえば「運営費不足に陥った国際野球連盟(IBAF)がMLBから資金援助を受ける代わりに、WBCIが主催する『WBC』を、IBAFの世界選手権として公認する事となり、同時にIBAF主催の国際大会の廃止&再編が行われ、『IBAFプレミア12』(現在の名称は『WBSCプレミア12』)が創設された。」との事。そういう経緯が在るので、WBSCプレミア12はWBSCが主催で在るけれど、MLBの意向が強く働いている様だ。
WBSCプレミア12は「プロ主体の世界大会」を謳っているが、開催時期が「(MLBのレギュラー・シーズンが終了した)11月」(WBCは、MLBのレギュラー・シーズンが始まる前の春。)という事も在り、MLBは「シーズンオフの怪我の心配やコンディションの影響を考慮し、メジャー契約の選手をWBSCプレミア12に派遣しない。」と発表している。
世界大会を謳うので在れば、「プロorアマを問わず、“最高レヴェルの選手”が集められた国同士で繰り広げられる“最高レヴェルの試合”。」で在って欲しい。