昨夜、ジャイアンツの李承選手が日韓通算400号ホームランを達成した。今月の18日が彼の30回目の誕生日という事で、20代で400号ホームランを達成した選手は、王貞治氏(ジャイアンツ)及びアレックス・ロドリゲス選手(現ヤンキース)に次いで、彼が世界で3人目という事だ。野村克也氏や張本勲氏、清原和博選手、松井秀喜選手、そしてあのバリー・ボンズ選手ですら20代で達成出来なかった記録というのだから、これは凄いの一言。昨夜の李選手は、その後にサヨナラ2ランも放っている。開幕前は「セ・リーグの投手達の執拗な内角攻めにかなり梃子摺り、思う様な成績を残せないのではないか。」と予想していたが、全くの杞憂に過ぎた様だ。何はともあれ、400号ホームランおめでとうございました!
ところで、かなりプラス思考(楽観主義?)な人は別として、一般のジャイアンツ・ファンで、未だ今季のジャイアンツの優勝を信じている人は殆ど居ないだろう。この期に及んで優勝を口にするのは、宝くじで1等を当てるに等しいからだ。最近、ジャイアンツ・ファンの知人達とのメールでは、専ら来季のジャイアンツに付いて意見交換する事が多い。「どの様なチーム構成にすべきか。」というのが話の中心で、その中でも「仁志敏久選手と李選手がどうなるか?」という点に重きが置かれている。
此処でも何度か書いているが、仁志選手は大好きな選手の一人で在る。来季もジャイアンツで頑張って欲しいという気持ちは在るが、先日、今季二度目の二軍落ちを通告される等、今季の惨憺たる打撃成績を考えると、今オフの”放出”がかなり現実味を帯びて来た様に思う。第一次原政権下での理不尽とも思える”仁志外し”には怒りを覚えたし、彼の野球センスは今のジャイアンツに必要不可欠と確信していたので、是非ともレギュラーとして起用すべきと一貫して主張して来たが、今季に関しては原監督の仁志選手に対する配慮はそれなりに為されていたと思うし、それであの精彩の無さでは流石に”仁志シンパ”の自分でも最早擁護し切れない。同じく今季大不振の清水隆行選手の場合は、打撃ポイントのズレさえ修正されれば、来季の復活は在り得そうに思うが、仁志選手の場合は残念ながら肉体的な衰えを感じてしまう。上記した様に卓越した野球センスを持っているだけに、後輩達にそれを伝授する意味でも来季は残留して欲しいが・・・。
そして、李選手の去就も気になる所。来季はメジャーに行くのではないかという噂が囁かれている。ジャイアンツ・ファンの中には、「ずっとジャイアンツに居てくれるので在れば別だが、どうなるか判らない選手に依存してしまうのはどうかと思う。それならば気持ち良くメジャーに送り出して上げて、生え抜き選手を代わりに鍛え上げる可きではないか。」という意見も在る。
李選手がメジャーに行きたいという気持ちが強いならば、自分も全く同意見だ。ルールを捻じ曲げて迄メジャーに行きたいというので在れば言語道断だが、李選手の場合は当該しない筈だし(ジャイアンツとの契約詳細が判らないので、断定は出来ないが。)、メジャーに心が行ってしまった選手を無理に残留させても、モチベーションの高さを維持させるのは極めて困難だろう。これは選手及びチーム双方にとって不幸だと思う。
でも、もし李選手がメジャー行きとジャイアンツへの残留を同じ程度の位置付けで考えてくれているとしたら、是非とも残って貰いたい。単に強打者ぶりを発揮しているから言うのではない。彼の野球に取り組む真摯な姿勢は、ジャイアンツ若手選手達の生きた御手本になるだろうし、何よりもチームの核として必要だからだ。”投”には上原浩治投手という核が在るが、”打”に関して絶対的な核を務められるのは李選手以外に考えられない。怪我でのリタイアが目立つ高橋由伸選手や二岡智宏選手、阿部慎之助選手、そして古傷を抱えて常時出場が危ぶまれる小久保裕紀選手等では、申し訳無いが打の核には為り得ない。
タイガースが猛虎復活と為り得たのも、金本知憲選手が打撃の核としてだけでは無く、チームの核として頑張っているからだと思う。李選手も同様に、チームの核として欠かせない選手だと思うからこそ、メジャー行きが最終目標で無いので在れば、是非とも残留して貰いたい。

ところで、かなりプラス思考(楽観主義?)な人は別として、一般のジャイアンツ・ファンで、未だ今季のジャイアンツの優勝を信じている人は殆ど居ないだろう。この期に及んで優勝を口にするのは、宝くじで1等を当てるに等しいからだ。最近、ジャイアンツ・ファンの知人達とのメールでは、専ら来季のジャイアンツに付いて意見交換する事が多い。「どの様なチーム構成にすべきか。」というのが話の中心で、その中でも「仁志敏久選手と李選手がどうなるか?」という点に重きが置かれている。
此処でも何度か書いているが、仁志選手は大好きな選手の一人で在る。来季もジャイアンツで頑張って欲しいという気持ちは在るが、先日、今季二度目の二軍落ちを通告される等、今季の惨憺たる打撃成績を考えると、今オフの”放出”がかなり現実味を帯びて来た様に思う。第一次原政権下での理不尽とも思える”仁志外し”には怒りを覚えたし、彼の野球センスは今のジャイアンツに必要不可欠と確信していたので、是非ともレギュラーとして起用すべきと一貫して主張して来たが、今季に関しては原監督の仁志選手に対する配慮はそれなりに為されていたと思うし、それであの精彩の無さでは流石に”仁志シンパ”の自分でも最早擁護し切れない。同じく今季大不振の清水隆行選手の場合は、打撃ポイントのズレさえ修正されれば、来季の復活は在り得そうに思うが、仁志選手の場合は残念ながら肉体的な衰えを感じてしまう。上記した様に卓越した野球センスを持っているだけに、後輩達にそれを伝授する意味でも来季は残留して欲しいが・・・。
そして、李選手の去就も気になる所。来季はメジャーに行くのではないかという噂が囁かれている。ジャイアンツ・ファンの中には、「ずっとジャイアンツに居てくれるので在れば別だが、どうなるか判らない選手に依存してしまうのはどうかと思う。それならば気持ち良くメジャーに送り出して上げて、生え抜き選手を代わりに鍛え上げる可きではないか。」という意見も在る。
李選手がメジャーに行きたいという気持ちが強いならば、自分も全く同意見だ。ルールを捻じ曲げて迄メジャーに行きたいというので在れば言語道断だが、李選手の場合は当該しない筈だし(ジャイアンツとの契約詳細が判らないので、断定は出来ないが。)、メジャーに心が行ってしまった選手を無理に残留させても、モチベーションの高さを維持させるのは極めて困難だろう。これは選手及びチーム双方にとって不幸だと思う。
でも、もし李選手がメジャー行きとジャイアンツへの残留を同じ程度の位置付けで考えてくれているとしたら、是非とも残って貰いたい。単に強打者ぶりを発揮しているから言うのではない。彼の野球に取り組む真摯な姿勢は、ジャイアンツ若手選手達の生きた御手本になるだろうし、何よりもチームの核として必要だからだ。”投”には上原浩治投手という核が在るが、”打”に関して絶対的な核を務められるのは李選手以外に考えられない。怪我でのリタイアが目立つ高橋由伸選手や二岡智宏選手、阿部慎之助選手、そして古傷を抱えて常時出場が危ぶまれる小久保裕紀選手等では、申し訳無いが打の核には為り得ない。
タイガースが猛虎復活と為り得たのも、金本知憲選手が打撃の核としてだけでは無く、チームの核として頑張っているからだと思う。李選手も同様に、チームの核として欠かせない選手だと思うからこそ、メジャー行きが最終目標で無いので在れば、是非とも残留して貰いたい。

いつも興味深く拝見しております。
李選手入団の経緯を振り返ってみますと、
・ロッテの提示する年俸よりも低い額で巨人へ入団
つまり。
・李選手側が金額の多寡よりも出場機会に重きを置いた(=福浦選手が居るロッテよりも清原選手の解雇、人的補償による江藤選手の流出で一塁に穴が空いていた巨人を選択)
その心は。
・出場機会が増えることで最終目標であるメジャーへのアピールも容易に
という推論も可能かと思うのですが、如何でしょうか。
元々サムソンをFAで出たのはメジャーへ行く為でしたし、
「初志貫徹」
という観点からすれば(メジャーからよいオファーが得られずロッテ移籍~しかしロッテ時代の起用及び成績ではメジャーへアピール不足。よって)巨人への移籍、という流れも、彼にとっては最終的な目標への過程であって「巨人の四番」それ自体は目的たり得ないないような気がします。
また、老婆心ながら
「近年の巨人のFA補強及び外国人選手に於いて、祝福されて引退または円満な退団者が皆無」
という点でも
「今オフに笑顔でメジャーへ送り出した方が球団にとってもプラス」
かと。
「国民的打者」の扱いを違えることは、かなりの痛手となるはずです。
メジャー移籍への唯一?のネックは彼がファーストであることでしょうか。
メジャーでもファースト(及びDH)はかなりの打力が求められますので。
本人が希望するならばぜひメジャーでプレーをして欲しいと思っています。
李選手はもちろん、上原選手に対しても私はそう考えています。
選手生命を考えるとFA取得までの年数は長すぎるように思います。「ルールはルール」という向きもありますが、そのルールは誰のためのルールなのでしょう。
メジャーと日本球界でもっと柔軟な交流があっても良いのではないでしょうか。
選手の方もただ「メジャーに行ってプレーしたい」だけではなく、自分を活かしてくれる「野球というスポーツ」そしてその「野球を愛するファン」のために自分が何ができるのかを考えてくれるのならば、球団、選手、ファンにとって良い道が模索できるのではないかと考えています。
>仁志選手
充分な配慮がなされた・・・。とは正直思っていません。
わたしは開幕戦で仁志選手を外した、と言う時点ですでに懐疑的になっています。
「頑張っても監督は自分を認めない」と仁志選手が思ってしまうような雰囲気があるのではないかと邪推してしまいます・・・・。
「誰の為のルールなのか?」これは、人それぞれ違う考え方が在るでしょうね。夢を叶えたいという選手達の思いも判らないではないのですが、近年「ファンの為。」を声高に叫ぶ一方で、その実は自身の身勝手さを充足させているだけではないか?と思わせる選手達がどうも少なく無い様に感じていますので、個人的には「真の意味でファンの為になるルール」と解したい所です。
原監督の起用法には極めて批判的な自分ですが(苦笑)、今季の仁志選手の起用法に付いては結構配慮していた様に思うんです。原監督のコメントの端々にもそういった配慮を感じる事が在りましたし、やはりあの打撃成績では仕方ないなあと。
唯、Sango-Q様と同様に起用法に疑問を感じておられる方が少なくないのも確かでしょうね。それは、幾つかのブログを拝読させて貰いましたが、そういった書き込みが結構見られました。「仁志選手は4打席だけで結果を判断する選手では無く、数試合使い続けた結果で判断されるべき選手。」とか、「開幕スタメンから外された時点で、仁志選手のプライドをズタズタにしてしまった。」という御意見等には頷ける所も確かに在ったのですが、それでも結果を残すのがプロの選手で在り、仁志選手が嘗ての状態で在れば残せたと思うんです。その事が自分にとっては堪らなく残念なんですよね・・・。