今日、ドラフト会議が行なわれる。大学生及び社会人の有望選手に付いては自由獲得枠制度により、事前に入団内定しているのが現状。第三者的な立場で言えば、パンチョ伊東氏が独特な声で各チームの指名選手を読み上げる瞬間や、指名選手が重複した際のくじ引きを、固唾を飲んで見守っていたあのドキドキ感がなくなってしまったのは寂しい所。有望選手の側から言えば、入団交渉権が決定する迄、蛇の生殺し状態で長期間待たされ続ける精神的苦痛がなくなったのは喜ばしい事だとは思うが。(それならそれで、高校生にも同制度を適用しないと不公平だと思う。)
ところで、「空白の一日事件」を始めとして、ドラフトではやりたい放題をして来た感の有るジャイアンツ・フロントが、青ざめ&茫然自失となった年を御存知だろうか?「空白の一日事件」の絡みで、ドラフト会議に参加しなかった1978年の事ではない。これは、ジャイアンツ自ら、会議ボイコットという確信犯的行為を成したものであり、茫然自失になり様がないからだ。
その年というのは、V9の最終年にも当たる1973年の事である。ジャイアンツ・ドラフト史上唯一、1位指名選手が入団拒否した年というだけではなく、2、3&5位指名選手も入団拒否した異常な年だったからだ。結局、この年は7人を指名したものの、3人だけしか入団しなかった事になる。
この事態を引き起こした最たる原因は、指名選手達に事前の挨拶を怠る等、人気球団であるという慢心に在ったと言われている。実際、この時に1位指名された小林秀一投手は、「ジャイアンツからは、事前に何一つ話を聞かされないまま、いきなり指名された。嬉しさよりも戸惑いの方が大きかった。」とし、「何度か話をしていたドラゴンズからの指名だったら、前向きに考えただろう。」と述べている。
大量の入団拒否を受けたジャイアンツ・フロントが青ざめ&茫然自失となった事は、想像に難くない。球界の盟主としての面子を死守すべく、小林投手の元には当時の川上哲治監督が「我々は君を必要としている。」と直々の説得に訪れ、又、ジャイアンツから高級一眼レフカメラが送り付けられて来たのだとか。結局、「野球だけの人生は送りたくなかった。」という強い意志の下、小林投手はカメラを返却して入団拒否を貫いた。ジャイアンツの驕り高ぶりの根は、かくも古くから在ったのかと思わせる話だ。
ジャイアンツの傲慢さや身勝手さの象徴とも言えたナベツネ。彼が表舞台から消える事になった今年は、球界にとっても激動の年であった。高校生以外の有望選手にとっては、今年のドラフトも例年の如く淡々と進行される”儀式”に過ぎないだろう。今年のゴタゴタの反省を生かせるか否かは、来年のドラフト会議がどういう形で行われるかに懸かっていると言えるだろう。
ところで、「空白の一日事件」を始めとして、ドラフトではやりたい放題をして来た感の有るジャイアンツ・フロントが、青ざめ&茫然自失となった年を御存知だろうか?「空白の一日事件」の絡みで、ドラフト会議に参加しなかった1978年の事ではない。これは、ジャイアンツ自ら、会議ボイコットという確信犯的行為を成したものであり、茫然自失になり様がないからだ。
その年というのは、V9の最終年にも当たる1973年の事である。ジャイアンツ・ドラフト史上唯一、1位指名選手が入団拒否した年というだけではなく、2、3&5位指名選手も入団拒否した異常な年だったからだ。結局、この年は7人を指名したものの、3人だけしか入団しなかった事になる。
この事態を引き起こした最たる原因は、指名選手達に事前の挨拶を怠る等、人気球団であるという慢心に在ったと言われている。実際、この時に1位指名された小林秀一投手は、「ジャイアンツからは、事前に何一つ話を聞かされないまま、いきなり指名された。嬉しさよりも戸惑いの方が大きかった。」とし、「何度か話をしていたドラゴンズからの指名だったら、前向きに考えただろう。」と述べている。
大量の入団拒否を受けたジャイアンツ・フロントが青ざめ&茫然自失となった事は、想像に難くない。球界の盟主としての面子を死守すべく、小林投手の元には当時の川上哲治監督が「我々は君を必要としている。」と直々の説得に訪れ、又、ジャイアンツから高級一眼レフカメラが送り付けられて来たのだとか。結局、「野球だけの人生は送りたくなかった。」という強い意志の下、小林投手はカメラを返却して入団拒否を貫いた。ジャイアンツの驕り高ぶりの根は、かくも古くから在ったのかと思わせる話だ。
ジャイアンツの傲慢さや身勝手さの象徴とも言えたナベツネ。彼が表舞台から消える事になった今年は、球界にとっても激動の年であった。高校生以外の有望選手にとっては、今年のドラフトも例年の如く淡々と進行される”儀式”に過ぎないだろう。今年のゴタゴタの反省を生かせるか否かは、来年のドラフト会議がどういう形で行われるかに懸かっていると言えるだろう。
なぜ今年のドラフトから自由ワクが無くならないのか、不思議でなりません。
おそらく「今年はもう払っているからそのまましましょ。改革は来年からでええやろ」と話がついているというか誰も声を上げられないんでしょうね。(来年からでも変えたらマシかも?)
せめてオーナーがお辞めになった3球団は、自由ワクはお使いにならないほうがいいのではないでしょうか!!
そもそも自由獲得ワクって、「自由競争」のことですよね。とても「ドラフト」と呼べないシロモノではないでしょうか。
ホント、ドラフト会議をテレビ中継していた頃が懐かしくもあります。
現状のドラフトでは自由獲得枠のおかげで、もう
当日までに決まってますからね。
昔は地上波でテレビ中継もありましたが、最近は
地上派中継はなくなりました。
昔に比べるとFA制度も導入されているので、自由獲得
枠をなくすかFAを改めるかどっちかでしょうね。
檻はそんな状況の中で前代未聞の自由獲得枠辞退
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200411/17/base172777.html
申請して却下されました...
トラバありがとうございます!
初めまして!ヒロキと申します。よろしくお願いします!!
現行のドラフトはドラフトじゃないですからね。
昔のドラフトは、たしかに楽しかったんですけど、指名される選手にしてみれば“他人の進路を面白がって見てるんじゃないよ!”といったところでしょうか。
ドラフト改正は非常に難しいですね。
単純に自由競争にすればいいってものでもないですし、完全ウェーバーにも少なからず問題はありそうだし・・・。
とりあえず、今日1日は新人選手の誕生を祝福しましょう!!
只今ドラフト速報を見ましたが、やはり事前に言われていたことどおりの結果でしたねぇ。
今年のドラフト会議はTVで見ていたのですが、実に粛々と進行していった会議でした。そこには、かつてのような悲喜こもごものドラマなど存在しません。
しかも、ここ最近は指名された選手の入団拒否も殆どありません。もはやドラフト会議は、おっしゃる通り単なる「儀式」に成り果てた感がありました。
つまらない騒動でファン離れが危惧されるプロ野球界ですので、騒動の元凶になったドラフト制度の改革は絶対にやらなければならないと思います。ですがそれ以上に、入団交渉は難しいが大きな戦力になる選手よりも確実に入団してくれる選手を重視する各球団の意識の方を改めなければいけないでしょうけど。
来年は東北に楽天が
今年の巨人の秋季キャンプ、
出迎えの宮崎空港には、
閑古鳥が鳴いていたそうな
もっとも勇気いりますが。そこまでして意中の球団に入った新人はいじめられるでしょうね。特に活躍しないと。ただ金の多寡で入団先が決まる現在の自由獲得制度よりも良いと思います。
「トレードを前提にしたドラフト入団」は、現実的に難しいかもしれませんね。と言うのも、”仮に”入ったチームの選手のみならずそのチームのファンも、「うちのチームを腰掛け代わりにするなんて、ふざけるな!」という気持ちがどうしても起こると思うからです。又、そういう事態が続くと、そのチームの選手&ファンは、「このチームはそんなに魅力がないのか。」と気持ちが離れて行ってしまう事も考えられます。(勿論、そんなチームだからこそ、自分が応援しないと駄目になってしまう・・・といった熱いファンも生まれるでしょうが。)そうなると、球界の繁栄とは逆の方向に事が進んで行ってしまうのではないでしょうか。
「何処でやろうと野球は野球」という風に、選手もファンも割り切れる様になれば、面白い案で有るとは思います。
落ちないナックルのsinです
今年は野球界がほんと動きました
ドラフトも再編の対象ですよね
今年のような何も起こらないドラフト(このことがいいのか悪いのかはわかりませんが)
なにか仕組まれているようで、野球を見ている方はほんと嫌なものです
来季こそ、完全ウェーバー制のドラフトを実現して欲しいものです