信じて貰えない実話

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①　許容範囲なのだろうが・・・

りさ・ふぇるなんです様が「夏の和菓子あれこれ」という記事を書いておられる。「心太に黒蜜を掛けて食す」というスタイルは意外だったのだが、「心太を料理として捉えるか、はたまた御菓子として捉えるかという違いが、地域によって在るのではないか。」という説には「なるほど。」と頷いてしまった。

葛餅が取り上げられていた事も在り、葛繋がりで「葛切りや葛湯は美味しくて好きなのだけれども、最近は葛の根から作られた葛粉（本葛粉）が高級品という事も在り、片栗粉を使った物が殆どなのは残念。」とコメント欄に書かせて貰った所、「その片栗粉も、本来のカタクリの根から作られた物では無く、ジャガイモから取ったデンプンを粉にした物が殆どですからね。」というレスをりさ・ふぇるなんです様から頂戴した。そう言われてみれば、確かにそうなのだ。

一時期、「回転寿司のネタに偽表示が多い。」と槍玉に挙げられた。鮪や平目の縁側として供されていた物が、実は全く別の魚だったと。その大半は、値段の安い深海魚だったっけ。「スーパーで売られている子持ちシシャモの多くは、キュリウオ等の別の魚。」と指摘された事も。安全で美味しい食材ならば、深海魚だろうが何だろうが、客はそれを選ぶだろう。最近は偽表示をせず、正しい表示をする店が増えて来たと聞く。良い事だ。

話を元に戻すが、「一定のルールを満たせば、葛粉や片栗粉という名称を付けても構わない。」といったルールが在るの“だろう”し、その許容範囲ならば目くじらを立てる事も無いとは思う。でも、表面に「葛粉」や「片栗粉」といった表示が為されている物の多くが、実は本来の物と違っているというのも妙と言えば妙か。


②　信じて貰えない実話

科学では説明の付かない不思議な体験を、過去に何度かしている。人の死を事前に感じ取った経験が数度在り、その内一度は「夢で『死ぬ日』を見て、実際に当たって“しまった”。」という事も。そういう経験の無い人からは「そんな馬鹿な話が在るものか。」とか、「死を予感させる事実を無意識の内に知っていた筈。」と一笑に付されてしまうのだろうが、こういった話は実際に経験した身で無いと、なかなか信じて貰えないもの。

信じて貰えない実話と言えば、学生時代に見た或る飲み物の話も先ず信じて貰えない。今からウン十年前、修学旅行で訪れた奈良での話だ。確か天理だったと思うが、バスから降りて移動している途中の畦道脇に、ポツンと一台の自動販売機が置かれていた。パッと見た所コカ・コーラが在ったので、こっそり（移動中に物を買うのは禁じられていた為。）購入したのだが、出て来た缶に違和感が。デザインはコカ・コーラに似ているものの、良く見ると「Ｃｏｃａ－Ｃｏｌａ」では無く「Ｋｏｋｅ－Ｋｏｌａ」となっている。周りに居た同級生に見せ、「何だこれ！？」と騒いだのは言う迄も無い。

この話を知人にすると「中国じゃあるまいし、そんな事在る訳無いでしょ。」とか、「その頃だって登録商標が在ったんだし。ネタでしょ？」と言われてしまう。ネタでも何でも無い、実話なのだが・・・。
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