タッチ2が繋ぎなのかなと思える内容だっただけに、この映画版第三弾を楽しみにしていたのだが…。
原作、アニメのダイジェストに近くて、映画版オリジナルの良さがほとんどなかった。タッチ2でその存在の意義がなかった西村はやはり出番すらなかった。ダイジェストなのに物足りない。そんな出来だった。
さらに。
収録されている当時の予告映像では、「上杉達也は浅倉南を愛しています。」というセリフがあるのに、そのシーンは見事にカットされていた。名探偵コナンみたいにエンディングテーマの後、エピローグのようなシーンがあるのかと思っていたが、結局エンディングのバックにそれらしきシーンがあるだけで、セリフはなかった。
唯一良かったのは、アルフィーの歌う主題歌だけだった。
3部作を見終わって、結局第一弾の「背番号のないエース」が一番オリジナル作品として楽しめた。3部作を全部知っている人はそう思っているのか、近くのお店にはバラ売りの「タッチ2」と「タッチ3」が売れ残っていた