昭和初期の花街で生きる芸者「さゆり」の半生を描いた作品。
「芸者」とは一体何なのか。欧米ではしばしば娼婦と勘違いされているという芸者の本当の姿を描きたいという思いがロブ・マーシャル監督にはあったそうだが、それがいまいち伝わってこなかったのが残念だった。それがゆえになのか、さゆりが花街一の売れっ子になったという過程も少し弱かったように思えた。
しかしながら、さゆりが渡辺謙の演じる会長さんへの一途な思いを持ちながら芸者として生きていく姿は良かった。日本人がこの映画を作ったら、最後まで救いがなく終わってしまうような気がした。
観る前は「日本が舞台なのに全編通して英語なのはちょっと…。」と思っていたが、それはさほど気にならなかった。
「芸者」とは一体何なのか。欧米ではしばしば娼婦と勘違いされているという芸者の本当の姿を描きたいという思いがロブ・マーシャル監督にはあったそうだが、それがいまいち伝わってこなかったのが残念だった。それがゆえになのか、さゆりが花街一の売れっ子になったという過程も少し弱かったように思えた。
しかしながら、さゆりが渡辺謙の演じる会長さんへの一途な思いを持ちながら芸者として生きていく姿は良かった。日本人がこの映画を作ったら、最後まで救いがなく終わってしまうような気がした。
観る前は「日本が舞台なのに全編通して英語なのはちょっと…。」と思っていたが、それはさほど気にならなかった。