聖帝サウザーがケンシロウに敗れ、トキも病でこの世を去った。拳王ラオウと救世主ケンシロウの対決の日は近い。
ケンシロウは南斗最後の将の遣いとして現れた山のフドウから、南斗最後の将がユリアであることを告げられ、南斗の砦へ急いでいた。ラオウもまた、南斗最後の将がユリアであることを突き止め、南斗の砦へ進軍していた。
その頃、かつて拳王軍の戦士として戦った女性レイナは、赤鯱と共にラオウが再び修羅の国へ向かう時を待っていた。
… …
レイナのシーンなど、多少の追加エピソードがあるものの、大筋は原作通り。スクリーンと音響による迫力は充分だったけど、南斗の砦からフドウと戦うくだり、そして最後の決着までが詰め込まれ過ぎている感じが否めなかった。
特にラオウのフドウに対する過去の恐怖や、フドウというキャラクターそのものの描き方が浅くて、そのくだりが薄くなってしまっていたのが残念だった。
しかしながら、ラオウのユリアへの思い、さらにはケンシロウへの思いが充分に厚みのある(分かりやすい)描き方をされていて良かったと思う。
復習をしたことで、過度の期待は持たずに今作を観た。このストーリーにはさらに「トキ伝」によって厚みを持たせられるのだと思うと、次がまた楽しみになる。
最後に、レイナのエピソードについて。
元々デザインが北条司なので、他のキャラと比べると線が細いと感じていたけど、今作では完全に個別のシーン構成で、しかも甲冑などではなく洋服を着ているので、明らかに他のシーンとトーンが違っていて面白かった。
ケンシロウは南斗最後の将の遣いとして現れた山のフドウから、南斗最後の将がユリアであることを告げられ、南斗の砦へ急いでいた。ラオウもまた、南斗最後の将がユリアであることを突き止め、南斗の砦へ進軍していた。
その頃、かつて拳王軍の戦士として戦った女性レイナは、赤鯱と共にラオウが再び修羅の国へ向かう時を待っていた。
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レイナのシーンなど、多少の追加エピソードがあるものの、大筋は原作通り。スクリーンと音響による迫力は充分だったけど、南斗の砦からフドウと戦うくだり、そして最後の決着までが詰め込まれ過ぎている感じが否めなかった。
特にラオウのフドウに対する過去の恐怖や、フドウというキャラクターそのものの描き方が浅くて、そのくだりが薄くなってしまっていたのが残念だった。
しかしながら、ラオウのユリアへの思い、さらにはケンシロウへの思いが充分に厚みのある(分かりやすい)描き方をされていて良かったと思う。
復習をしたことで、過度の期待は持たずに今作を観た。このストーリーにはさらに「トキ伝」によって厚みを持たせられるのだと思うと、次がまた楽しみになる。
最後に、レイナのエピソードについて。
元々デザインが北条司なので、他のキャラと比べると線が細いと感じていたけど、今作では完全に個別のシーン構成で、しかも甲冑などではなく洋服を着ているので、明らかに他のシーンとトーンが違っていて面白かった。