現実逃避ING

やるせない毎日からの逃避行。

世界陸上2017ロンドン(第1日)

2017年08月05日 | 陸上
ロンドンで世界陸上が開幕した。

今大会はあのウサイン・ボルト選手が引退するということで、とにかくそこに注目が集まっている。初日はその男子100mの予選が行われた。日本からはケンブリッジ飛鳥選手、サニブラウン選手、多田修平選手が出場するので、3選手にも期待したいところ。

予選は6組あり、準決勝進出条件は各組3位までと4位以下の中からタイムで上位6名。
日本勢からはまず第2組にサニブラウン選手が登場。ジャマイカのブレイク選手と同組だったが、スタートから抜け出すとそのままトップでゴール。10.05秒という好タイムで準決勝進出を決めた。

続いてケンブリッジ選手が第4組に登場。持ち味である後半の伸びがないように見え、4位でゴール。最後の多田選手は第6組でボルト選手と同組。得意のロケットスタートで序盤はボルト選手よりも前を走る状況だったが、実力者たちに追い抜かれて4位でゴール。ボルト選手はきっちりこの組を1位で準決勝進出を決めた。

ケンブリッジ選手と多田選手もタイムで拾われて準決勝進出が決定。予選に出場した3選手が全員準決勝に進出したのは初めてだと言うから、いかに全体のレベルが上がっているかを実感できる。代表決定戦が混戦だったことも頷けるというもの。

いまだ9秒台が出ていない日本勢だけど、準決勝での9秒台と決勝進出に期待したい。

そして大会最初の決勝種目となった男子10000mには地元のファラー選手が登場。2012年のロンドン五輪から五輪と世界陸上の4大会全てで10000mと5000mを制している、まさに絶対王者。しかし、ファラー選手はこの大会を最後にマラソン転向を表明していて、トラック種目はこれで最後なのだとか。

そんなファラー選手にとってはどうしても勝ちたいレースだったわけだけど、ファラー選手以外の全ての選手がまるで連携して打倒ファラーを掲げているかのように走っていて、かなりきわどいレースになっていた。序盤から終盤までペースが落ちない、ハイペースのレース展開。途中、ファラー選手が手を上げて観客にアピールしながら先頭を奪おうとするも、他の選手がすかさず前に出てペースを握らせなかった。しかし、そうまでしてもファラー選手の最後のスパートを止めることは出来なかった。世界新、大会新こそ出なかったものの、26分台が出るペースで最後にあのスプリント力を残しているのは凄いとしか言いようがなかった。

果たして5000mも同じような展開になってしまうのか。目が離せない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする