ひょんなことから納棺師になった元チェロ奏者の話。
納棺師というなかなか馴染みのない職業を、決して説明臭くなく、しかもユーモアを交えながら丁寧に描いている。全編通して響くチェロの音色が切なくも優しい雰囲気を醸し出していて、とても心地良かった。
故人の尊厳を守りながら行う納棺の儀の作法には感心させられたし、遺体と、死と向き合いながら、その作法を真摯に行う主人公の姿に心を打たれた。
また、納棺という人の死と向き合う仕事を映しながら、一方で生と死を人だけでなく、“食”を通して映し出しているのが印象的だった。
主人公の新人納棺師に本木雅弘、その奥さんに広末涼子というキャスティングは、少し年の差があり過ぎるんじゃないかと思った。でも、久しぶりに見た広末涼子は、夫の仕事に嫌悪感を抱きながらも、仕事と向き合う夫の姿を見て少しずつ認めるようになる奥さんを好演していて、違和感を覚えなかった。
決してエンターテインメント性の高い作品ではないけど、生と死というものがしっかりと、かつ重過ぎずに描かれていて、観易い作品だと感じた。
… …
(追記)
主人公の父親役で出演されていた峰岸徹さんが逝去されたそうです。
ご冥福をお祈り致します。
納棺師というなかなか馴染みのない職業を、決して説明臭くなく、しかもユーモアを交えながら丁寧に描いている。全編通して響くチェロの音色が切なくも優しい雰囲気を醸し出していて、とても心地良かった。
故人の尊厳を守りながら行う納棺の儀の作法には感心させられたし、遺体と、死と向き合いながら、その作法を真摯に行う主人公の姿に心を打たれた。
また、納棺という人の死と向き合う仕事を映しながら、一方で生と死を人だけでなく、“食”を通して映し出しているのが印象的だった。
主人公の新人納棺師に本木雅弘、その奥さんに広末涼子というキャスティングは、少し年の差があり過ぎるんじゃないかと思った。でも、久しぶりに見た広末涼子は、夫の仕事に嫌悪感を抱きながらも、仕事と向き合う夫の姿を見て少しずつ認めるようになる奥さんを好演していて、違和感を覚えなかった。
決してエンターテインメント性の高い作品ではないけど、生と死というものがしっかりと、かつ重過ぎずに描かれていて、観易い作品だと感じた。
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(追記)
主人公の父親役で出演されていた峰岸徹さんが逝去されたそうです。
ご冥福をお祈り致します。
(2008年10月13日)
「おくりびと」観て来られたんですね
休日の映画館は人が凄そう・・・
お仕事していたら、仕方ないですね
レイトショーだと空いててイイんですけどね