バレーボールOQT2012男子 セルビア戦

バレーボールのロンドン五輪への出場権をかけた最終決戦、今日から男子大会が始まった。初戦の相手は、今大会出場国の中で世界ランキングが一番上位のセルビア。昨年のW杯ではフルセットの激闘の末、敗北を喫した相手だけに、勝って勢いに乗って欲しいところ。

と、思っていたのだが…。結果はまさかの？ストレート負け。怪我から復帰して間もないゴリ清水選手がベンチスタートという状況で福澤選手のサービスエースで幕を開けた。それをちゃんと第1セットから観戦していたら、どれだけ結果に期待してしまっただろうと思う。ただ、現実は第2セットから見始めて、試合終了後に第1セットを見たので、そのサービスエースがやや虚しくさえ映ってしまった。

昨年のW杯で露呈した日本の欠点。その最たるものがただただ無駄でしかないサービスミスだった。福澤選手のサービスエースも本来なら日本の武器になりうるものなのだろう。しかし、その後のサービスミス20本という結果を見れば、ただのまぐれ当たりでしかなくなってしまう。

正直言って、何の工夫もなく負けてしまったように見えたのが、何よりも残念だった。唯一の救いは、前回の北京五輪のOQTでは、初戦の敗北から6連勝で出場を決めたという事実。今日の試合を見て、かなり期待薄になってしまっているけど、それならば「あの感動の再現を」というくらいの期待は持ってもいいだろうと思う。