「アリスのままで」

2015年公開の映画の紹介です

監督はリチャード・グラツァーとワッシュ・ウェストモアランド。
たくさんの人が携わる、ヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演はジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート。

言語学者として名門大学に勤めるアリスは、生活も充実していました。
医師で優しのい夫・ジョンと3人の娘と息子達は申し分ない家族です。
その日、大学の講義の際に授業の分野がわからなくなり、生徒にそれとなく聞いてすすめました。
しかしある日、ジョギングの時に道がわからなくなって混乱し、アリスは神経科を受診します。
医師からは
「アルツハイマーの疑いがある、家族と受信するように」
と言われ、夜中にジョンに怖さを訴えます。
ジョンはアリスを抱きしめ、
「僕が付いている」
と答えます。
アリスとジョンは受診に訪れ、病気が間違いない事、家族性の病気の為家族も受信するよう言われるのです。
アリスは、パソコンに“蝶”というフォルダを作ります。
自分で作った質問に答えられなくなった時に開くためのもので、そうなった時に自分にある行動をするように支持しています。
“蝶”の由来は、「短命だけど、美しい一生を送る」と言った母の言葉でした。

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原作はリサ・ジェノヴァの同名小説です。

この映画は、アカデミー賞で「主演女優賞/ジュリアン・ムーア」を受賞しています。

アリス役は素晴らしい演技のジュリアン・ムーア。
世界三大国際映画祭すべての女優賞を受賞しています。
　ヴェネツィア国際映画祭女優賞｢エデンより彼方に｣(2003)
　ベルリン国際映画祭女優賞｢めぐりあう時間たち｣(2003)
　カンヌ国際映画祭女優賞｢マップ・トゥ・ザ・スターズ｣(2014)
たくさんのアカデミー賞ノミネートがある中、
｢セブンス・サン 魔使いの弟子｣(劇場未公開・2014年制作)では、ゴールデンラズベリー賞最低助演女優賞にノミネートされているんですね。

「コン・エアー」

1997年公開の映画の紹介です

監督はサイモン・ウェスト。

サスペンス・アクション映画です。

主演・出演はニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、ジョン・マルコヴィッチ、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・トレホ。

軍を除隊したキャメロン・ポーは、酒場で妻に絡んできた男を殺してしまい、刑務所に入ります。
まだ見ていない娘と手紙のやり取りをし、8年経って仮釈放となります。
ポーが乗せられた囚人用輸送機『コン・エアー』には、移動のため極悪囚が何人も同乗していました。
離陸すると間もなく囚人たちは隠し持っていた針で手錠を開け、火をつけて騒ぎを起こします。
囚人のサイラスは皆の檻を開けてしまうのです。
コン・エアーの非常事態の連絡は刑事のラーキンに届きますが、間もなくおさまったと連絡を受けます。
ポーが降りるはずのカーソンでは、囚人の入れ替えで麻薬密売人が乗る事になっていました。
サイラス達は、何事もないように上手く入れ替えをすすめます。
ポーは仲間の為に、そのまま乗る決断をしました。
その後死体を機外へ放り出すよう言われたポーは、死体に仕掛けをして落とします。
ラーキンはあるメッセージを受け取り、行動を起こします。

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『コン・エアー』は、実在するアメリカ連邦保安局の空輸隊の名称で、出廷・医療緊急事態・囚人輸送などを行っているんですね。

くつわをされた凶悪犯罪者が護送車から『コン・エアー』へ移乗される際の厳重な警備は、
『ジュラシック・パーク』（1993年）の肉食恐竜ヴェロキラプトルを輸送車から檻に移すときのシーンのパロディなんだとか。

ポー役はものすごく主演映画が多いニコラス・ケイジ。
本名、ニコラス・キム・コッポラで、なんと叔父に映画監督のフランシス・フォード・コッポラ、叔母に女優のタリア・シャイア、いとこにソフィア・コッポラ!!
「リービング・ラスベガス」(1995)でアカデミー主演男優賞を受賞しています。

サイラス役は、どんな役をやろうと何故か憎めないジョン・マルコヴィッチ。