「誰も知らない」

2004年公開の日本映画の紹介です

監督は是枝裕和。
実在の事件を基にしたドラマ映画です。
主演・出演は柳楽優弥、北浦愛、木村飛影、清水萌々子、YOU、遠藤憲一、木村祐一。

一人身のけい子と息子・明は引っ越してきて周りの住民に挨拶します。
引越し屋の荷物が届き、2人は重いスーツケースを2個運びます。
引越し屋が帰ると、スーツケースはがたがた動きだし、明が開けると子供2人が出てきます。
明は更にもう一人の妹を迎えに行き、けい子は子供たち4人に改めてルールを説明します。
長男の、12歳の明は皆の世話をし、妹と弟達は騒がず部屋から決して外へは出ない事、というルールです。
けい子は働いていますが、ある日の朝、明はけい子の置き手紙を見つけます。
しばらく留守にするというもので、現金が置かれていました。
しかし、数ヵ月もけい子は戻らず、明はパチンコ店の父親を訪ね、お金をせがみます。
その後、一旦帰宅したけい子はまた出て行き、約束のクリスマスにも戻らなかったのです。
数度届いた現金書留の封筒の連絡先に、明は電話をかけてみます。
母が戻らないまま春になり、明は妹たちの靴を玄関に出します。
明と妹たちは外に出て、コンビニや公園で思いっきり遊ぶのでした。

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実在の事件とは、1988年の『巣鴨子供置き去り事件』です。

この映画で明役の柳楽優弥は、第57回カンヌ国際映画祭で史上最年少および日本人として初めての最優秀主演男優賞を獲得しています。

少しブランクがあるものの、最近はたくさんの主演・出演が目白押しの柳楽優弥。
｢星になった少年｣(2005)、「銀魂」シリーズ、｢散り椿｣(2018)、｢夜明け｣(今年1月)、
現在公開中の「ザ・ファブル」があります。