ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「舞妓Haaaan!!!」

2019年07月15日 | 日本映画
2007年公開の日本映画の紹介です

監督は水田伸生。
宮藤官九郎のオリジナル脚本によるコメディ映画です。
主演・出演は阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、酒井若菜、吉行和子、伊東四朗、生瀬勝久。


東京の食品会社・鈴屋食品に勤務する鬼塚は、熱狂的な舞妓ファンでした。
以前修学旅行で京都を訪れた時、鬼塚は自由行動で迷子になってしまい、舞妓・小梅に優しく声をかけてもらってからの事です。
鬼塚は舞妓ホームページを作るほどで、内藤という訪問者からはお茶屋に行ったことがないだろうと挑発されてしまい激怒になったりします。
ある日鬼塚に京都支社へ移動の話があり、鬼塚は舞い上がって京都出身(本当は違う)の恋人富士子を捨てて京都へ行ってしまいます。
鬼塚はさっそく芸妓や舞妓を呼んで飲食をさせるお茶屋に向かいますが、
『一見さんお断り』
という、迂闊にも忘れていた事で門をくぐることが出来ませんでした。
なじみの客から紹介されないと入れないという事で、鬼塚は写真に写っていた鈴屋食品社長に懇願します。
条件付きで何とかクリアした鬼塚は念願のお茶屋デビューを果たします。
ところが、隣の座敷の泥酔状態の男は、ネットの内藤と知り嫌~な気分になってしまいます。
その頃、鬼塚を忘れらない富士子はトランクを抱え舞妓に入門するのです。

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この映画は日本アカデミー賞で「優秀脚本賞」「優秀主演男優賞/阿部サダヲ」「優秀助演男優賞/堤真一」などの受賞があります。

鬼塚役はいろんな役どころありの阿部サダヲ。
「奇跡のリンゴ」(2013)、「殿、利息でござる!」(2016)、「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」(2018)など、主演が目白押しです。

≪ 舞妓さん とは? ≫ 

芸妓の見習い修行段階の少女たちの事なんですね。
仕事は、京都の五花街(上七軒、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東)で舞踊・御囃子などの芸で宴席に興(きょう)を添えることです。
ルーツは約300年前の江戸時代、京都の八坂神社(当時は祇園社)の周辺の、神社仏閣へ参詣する人や街道を旅する人にお茶をふるまった水茶屋の茶立女(ちゃたておんな)だとか。

半年から2年ほどの「仕込み」
→1か月間「見習い」として姐さん芸妓と共に茶屋で修行
→置屋の女将、茶屋組合から許可が出て「見世出し」、座敷や舞台に上がる

髪形も出世によって変わっていくんですね。





コメント (2)
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「トゥルーグリット」(2011)/ 「勇気ある追跡」(1969)

2019年07月15日 | 比較レビュー映画
どちらも原作は、チャールズ・ポーティスの同名小説です。
原題は『True Grit』。
“grit”は、(どんな苦難にも耐える)根性や気骨という意味があります。
「トゥルーグリット」は、より原作に近くなっているという事で、ラストなど違う部分が多々見られます。



「トゥルーグリット」

監督はコーエン兄弟。
1969年公開の『勇気ある追跡』のリメイクの西部劇映画です・
主演・出演はジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、ヘイリー・スタインフェルド。

最近雇ったチェイニーという男に父を殺された14歳のマティは、仇討を決意します。
フォート・スミスに着いたマティは、店へ行きチェイニーに奪われた馬を弁償してもらい、そのお金で馬を一頭買います。
チェイニーを裁きたいマティは、連邦保安官のコグバーンに50ドルを賞金として話をします。
翌朝、マティが目を覚ますと男性がいて驚きます。
同郷のラビーフで、マティの母から帰るように伝言をを頼まれていたのです。
マティがコグバーンをせかしに行くと、翌朝早くと言われ、その翌朝にはコグバーンは既に出発していたのです。
マティは追いかけ、川岸の向こう側にコグバーンとラビーフを見つけ、かなり沈みながら川を渡り切りました。
コグバーンは感心し、マティを連れて行く事にしますが、ラビーフと口論が絶えずラビーフは別行動するのです。
その後、コグバーンはチェイニーが入っているネッド一味の情報を集め、ある小屋で待ち伏せします。
ところがやってきたのはラビーフで、やってきたネッド一味に囲まれてしまいます。
コグバーンとマティはそのまま様子をうかがうのです。

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「勇気ある追跡」

監督はヘンリー・ハサウェイ。
主演・出演はジョン・ウェイン、キム・ダービー、グレン・キャンベル、デニス・ホッパー、ロバート・デュヴァル。

冒頭はマティ・ロスの父親が家族と会話し、その後の殺害から始まります。
ラビーフはコグバーン、マティ・ロスと一緒にネッド一味を待ちます。

アカデミー賞では「主演男優賞/ジョン・ウェイン」を受賞、「歌曲賞」のノミネートがあります。
マティ・ロス役のキム・ダービーは、「英国アカデミー賞・新人賞」にノミネートされています。





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