ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「白いカラス」

2019年08月19日 | ニコール・キッドマン
2004年公開の映画の紹介です

監督はロバート・ベントン。
人種差別・DVなど、差別や偏見について描かれたヒューマン・ドラマ映画です。
主演・出演はアンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン、ゲイリー・シニーズ,エド・ハリス。


老齢の元古典文学の教授・コールマンは、ある時若い作家・ネイサンと出会います。
2人は意気投合し、コールマンは自分に若い恋人がいるとネイサンに話します。
恋人は大学の清掃係の美しいフォーニアでした。
フォーニアは時々、「あの男が来る」と怯えます。
フォーニアは暗い過去を持ち、夫のDVから隠れるようにしていたのです。
ある日コールマンは、ネイサンにフォーニアを紹介しようと食事の席を設けます。
ところがフォーニアは突然の紹介に怒り出し、出て行ってしまうのでした。
ある晩コールマンの家の外で、フォーニアの元夫がクラクションを鳴らし続けます。
コールマンが外に出て威嚇すると、元夫は
「その女は2人の子供を殺した」
と言い、その場を去りました。
コールマンはフォーニアを慰め、自分自身のの深い過去を話すのです・・

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この映画はコールマンの現在と過去が同時進行で進みます。

原題は『The Human Stain』直訳で人間の傷あとの事ですが、『白いカラス』という意味もあるらしいんですね。
フィリップ・ロスの小説「ヒューマン ステイン」が原作です。

コールマン役は現在はアンソニー・ホプキンス。
若かりし頃の役はウェントワース・ミラー。

ネイサン役はゲイリー・シニーズ。
「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1995)、「アポロ13」(1995)、「グリーンマイル」(2000)の出演が・・・ってどれも主演はトム・ハンクスじゃね!?





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「あなたへ」

2019年08月19日 | 日本映画
2012年公開の日本映画の紹介です

監督は降旗康男。
故・高倉健の最後の主演映画となったドラマ映画です。
主演・出演は、高倉健、田中裕子、佐藤浩市、草彅剛、余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、長塚京三、原田美枝子、浅野忠信、ビートたけし。


富山の刑務所で指導教官を務める倉島英二は、ある日遺言代行の女性の訪問を受けます。
倉島は、亡くなった妻・洋子の絵手紙を2通渡されます。
「ありがとう」
「故郷の海に散骨してください」
倉島は故郷の長崎県の平戸に向かおうと思い、退職後2人で旅行予定だったキャンピングカーの手入れを始めます。
道の駅に着き、ポリに水を汲もうとして男性と譲り合います。
その後、その男性・杉田もキャンピングカーに乗っていて、連れだってキャンプ場で寝泊まりします。
饒舌な杉田でしたが、朝早くに出発していて、倉島の車に杉田からの本が下げられていました。
大阪へ向かう途中の駐車場で、車が動かなくて困っている田宮が倉島に声をかけてきます。
同じ方向へ向かうので倉島が乗せてあげると話すと、田宮は喜んで自分の車から大きな鍋を積み始めます。
田宮は物産展でいか飯を売っていて、倉島は手伝う事にして2000杯といういかの皮をむき始めます。
遅れてきたという南原がやってきて、倉島はほっとします。
その後、倉島は洋子との思い出の『竹田城跡』を訪ね、山を登り始めます。
刑務所の慰問歌手であった洋子が、開催されている音楽界で歌っていて、倉島は聞きにやってきていました。
その後上手く歌えなかったという洋子と、倉島は色々なことを語り合ったのでした。

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205本目の主演作品となるこの映画で、倉島役の高倉健は「第37回報知映画賞」主演男優賞を受賞しています。

日本アカデミー賞では「優秀賞」に10個の受賞があり、
「最優秀賞」では最優秀助演男優賞(大滝秀治)最優秀助演女優賞(余貴美子)の受賞があります。

※「優秀賞」選出の際に高倉健も選ばれていましたが、
「若い人に譲りたい」
と辞退していたんですね。






コメント (6)
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