ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ザ・サークル」

2019年08月16日 | サスペンス映画
2017年公開の映画の紹介です

監督はジェームズ・ポンソルト。
現在良くわかる状況の、サスペンス映画です。
 主演・出演は、エマ・ワトソンとトム・ハンクス、エラー・コルトレーン、カレン・ギラン。


名門大学を出たものの、メイは地元で単調な仕事をし、さえない生活を送っていました。
ある日、世界最大のSNS企業〈サークル〉で働く友人のアニーから、面接を受けられる話が来ました。
メイは見事に面接をパスし、サービスの顧客対応につきます。
しかもメイの難病の父は、会社の保険に加入し、最先端の治療を受けられるようになるのです。
 順調に仕事をこなしていくメイは、ある日幼なじみのマーサの訪問を受けます。
マーサは、メイがUPした自分の事で、大変な目に会っていると話します。
しかしそうしている間にも、カメラを向けた人々が二人を取り囲み始めるのです。
その後、カヤックに一人で乗ったメイは遭難する事故に遭います。
ところが、ユーザーによる通報であっという間に救い出され、メイは〈サークル〉の世界的な凄さに気付くのです。
そしてメイは、社長によって発表された新発売の商品を使うことに決めるのです。
それは、自分自身にカメラを24時間身につけるというもので、またたく間に1000万人を超えるフォロワーを獲得していくのです。
しかし次第に、両親のプライバシーまで侵害する事になるのです・・・

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原作はデイヴ・エガーズの小説『ザ・サークル』です。

メイ役はエマ・ワトソン。
 「学校を卒業したばかりの、迷える若者たちの素晴らしい道案内になってくれる」人物として、エマ・ワトソンは第一候補だったんですね。
エマ自身、『ハーマイオニー』として世間の目にさらされた自分自身と重なって、公私に線を引くことは大切と語っています。

マーサ役はエラー・コルトレーン。
 「6才のボクが、大人になるまで。」(2014)では、12年間自分の成長とともにメイソン役を演じました。





コメント (2)
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「二流小説家 シリアリスト」

2019年08月16日 | 日本映画
013年公開の日本映画の紹介です

監督は猪崎宣昭。
海外の『このミステリーがすごい!』一位獲得が原作のサスペンス映画です。
主演・出演は、上川隆也、武田真治、高橋恵子、片瀬那奈、伊武雅人。


小説家の赤羽一兵はあまり売れない作家で、今は官能小説を書いている状態でした。
本だらけの自宅に、ある日死刑囚から手紙が届き赤羽は驚きます。
宛名の呉井大吾は自称・写真家で、モデル募集と称して集めた4人の女性を各々の自宅で殺害、
残酷なアートを施し、シリアル・フォト・キラーと騒がれていました。
逮捕後は次々と供述を変えて捜査を混乱させ、事件も未解決の部分が残っていたのです。
“自分の告白本を書いて欲しい”
赤羽は本人か確かめる為、呉井の弁護士にあった後、刑務所を訪れます。
ぎこちなく話が進む中、カリスマ性を崩さない呉井は条件をのめば自分のことを語ると赤羽に話します。。
それは、呉井の熱狂的な女性信者と自分が登場する官能小説を書くことで、既に3人が選ばれていたのです。
そして、赤羽は行動を起こし、呉井との話も順調に進みます。
ところが3人目に会いに行った赤羽は、
「呉井さまから身も心もささげるよう言われてる」
と女性は服を脱ぎ始め、赤羽は逃げ出てしまいます。
しかし気を取り直して、かなりの時間の後再び3人目を訪れると・・・
壮絶な場面を目にし、結局また飛び出してくる運命になるのでした・・・

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原作はデイヴィッド・ゴードンの処女作です。
日本映画がお気に入りというゴードンは、ドラマなどのオファーがあったにもかかわらず日本の映画を大優先したんですね。

赤羽の自宅には8000冊もの本が置かれていて、スタッフも協力したとか。
監督は、本の種類にもこだわり、赤羽らしさを出すため、
コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」「世界犯罪百科」、
トルーマン・カポーティの「冷血」
などが置かれているんですね。

赤羽役はこの映画が初主演の上川隆也。
劇団「キャラメルボックス」出身で、舞台を見に来たNHK担当者から声をかけられて「大地の子」の主役に抜擢されました。
連続テレビ小説「ひまわり」、「功名が辻」(2006年)などを経て、たくさんの民放のドラマや映画に主演・出演しています。
現在、日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」では憎まれ役に徹しています。

≪ このミステリーがすごい! 1位 海外編の主な作品です ≫

1989年 羊たちの沈黙(トマス・ハリス) 映画化
1995年 シンプル・プラン (スコット・スミス) 映画化
1996年 女彫刻家 (ミネット・ウォルターズ)
1997年 死の蔵書 (ジョン・ダニング)

2002年 神は銃弾 (ボストン・テラン)
2004年 半身 (サラ・ウォーターズ)
2009年 チャイルド44 (トム・ロブ・スミス) 映画化

2012年 二流小説家 (デイヴィッド・ゴードン) 映画化
2013年 解錠師 (スティーヴ・ハミルトン)
2014年 11/22/63 (スティーヴン・キング) テレビシリーズ化
2015年 その女アレックス (ピエール・ルメートル) 
2016年 スキン・コレクター (ジェフリー・ディーヴァー)
2017年 熊と踊れ(上)(アンデシュ・ルースルンド)
2018年 フロスト始末(上) (R・D・ウィングフィールド )
2019年 カササギ殺人事件〈上〉(アンソニー・ホロヴィッツ)





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