ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ミッドナイト・エクスプレス」

2019年08月25日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1978年公開の映画の紹介です

監督はアラン・パーカー。
トルコの刑務所に投獄されたアメリカ人の実話の映画です。 主演・出演は、ブラッド・デイヴィス、ジョン・ハート。


1970年10月6日、イスタンブール。
 休暇中の大学生のビリーは、物を丁寧にアルミホイルに包み、ガムテープで固定し、自分のお腹に巻き付けます。
ドキドキしながら、ビリーはアメリカ行きの旅客機に乗り込もうとします。
 恋人のスーザンを先に行かせ、トイレで呼吸を整え、出国の手続きに向かいます。
しかし、お腹に巻いているハシシという薬物に検査官が気付き、ビリーは留置場へ連れて行かれます。
その夜看守から酷い扱いを受け、ビリーはその後刑務所に入れられます。
 中にいる白人からその刑務所のひどさを教えられます。
 父とトルコ人弁護士が面会に来て、ビリーは裁判に出席しました。
ビリーには思ったよりも長い4年の刑期になります。
そして出所まで残りわずかというある日、新たに裁判を行なう為、刑期は白紙になると弁護士が伝えるのです。
 絶望したビリーは、かねてから誘われていた脱獄を計画するのです。

****************************************
タイトルの『ミッドナイト・エクスプレス(深夜特急)』とは、『脱獄』を意味する隠語なんですね。

この映画は、ビリー・ヘイズの実体験を綴った同名の著書が基になっています。

アカデミー賞では「監督賞」「作品賞」「助演男優賞/ジョン・ハート」などのノミネートがあり、「脚色賞」「作曲賞」を受賞しています。
カンヌ国際映画祭 では、「パルム・ドール」にノミネートされています。
※ 因みにこの年の受賞は「木靴の樹」です。

ビリー役はブラッド・デイヴィス。
この映画ではゴールデングローブ賞・新人俳優賞を受賞しています。
テレビドラマの「ルーツ」に出演しているんですね。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「人魚の眠る家」

2019年08月25日 | 日本映画
2018年公開の日本映画の紹介です

監督は堤幸彦。
東野圭吾原作のサスペンス仕立てのドラマ映画です。
主演・出演は、篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、松坂慶子、山口紗弥加、田中哲司。


小学生の遊んでいたボールが、一軒家の庭に入ってしまいます。
一人の少年がボールを取りに行くと、門の扉に人魚が施されていて、中に入ると車椅子に眠っている少女が見えました。
---------------------------------------------
その数ヵ月前、薫子と和昌は6歳の瑞穂の受験の面談の模擬試験を受けていました。
和昌の携帯が鳴り、薫子は顔をしかめますが、病院からの電話でした。
2人が駆け付けると、薫子の母は、見ていなかったことを誤り、自分のせいだと取り乱していました。
その日、薫子の母と弟の生人達とプールに出かけた瑞穂は、プールの底で発見されたのです。
医師は、時間が経っていて、脳死状態で目を開ける希望はないと話します。
更に臓器移植の意思を確認され、一旦は承諾した薫子と和昌ですが、瑞穂の指が一瞬動くのを見て延命を決めるのです。
その後、変わらない状態のまま瑞穂は自宅に連れられ、和昌は職場で聞いた医療機器の技術を試すことします。
会社の星野と言う青年が研究している物で、横隔膜ペースメーカーを使用して瑞穂の脚や腕が持ち上がり運動させることが出来るようになったのです。
しかし、意識はないものの普通に成長していく瑞穂の姿に、薫子と星野は以上にのめり込んでいくのです・・・

**************************************************
この映画は日本アカデミー賞で「優秀主演女優賞/篠原涼子」の受賞、
報知映画賞で「主演女優賞/篠原涼子」の受賞があります。

薫子役は篠原涼子。
和昌役は西島秀俊。
ドラマ「溺れる人」(2005)と「アンフェア」(2006)の共演で、この映画が3度目。
いつも西島秀俊の役どころは振り回されっぱなしとか。

篠原涼子も西島秀俊も、子供がいる母親・父親で、この映画の役どころは、
子供がいるからこそ「簡単ではなかった役」だったんですね。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にほんブログ村ランキング

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

人気ブログランキング


映画レビューランキング