ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「オレンジと太陽」

2020年02月07日 | 実話をもとにした映画
2012年公開の映画の紹介です

監督はジム・ローチ。
実話をもとにしたヒューマンドラマ映画です。
主演・出演はエミリー・ワトソン、ヒューゴ・ウィーヴィング、デビッド・ウェナム。


1989年のイギリス・ノッテンガム。
社会福祉士のマーガレットは、孤児だった人たちが集まる例会の帰りに、ある女性から自分の身元を知りたいと頼まれます。
四歳で両親が亡くなり、その後200人の子供たちとオーストラリアへ送られたという信じられない話しを聞き、マーガレットは調べます。
大使館で調べると、その女性の母親は生きていて、女性と対面が実現できたのです。
その女性の母は独身での出産だった為、子供はオーストラリアの裕福な家庭に引き取られたと聞いていたと涙を流します。
同じ頃、例会に出席しているニッキが、オーストラリアの弟から手紙が来て、孤児として送られたと書いてあったと話します。
マーガレットはニッキとオーストラリアへ行き、ニッキの弟と対面します。
野外のパーティが行われている会場で、マーガレットは子供の頃大勢で船で来た経験を持つ人たちを募ります。
すると、あちこちからたくさんの人が集まってきて、親を探して欲しいとマーガレットは言われるのです。
イギリス政府が関与していたことを知り、難しいと思いつつもマーガレットは力を注ぎ始めるのです・・

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原作はマーガレット・ハンフリーズの実体験を元にした小説
『からのゆりかご 大英帝国の迷い子たち』。

マーガレット役はエミリー・ワトソン。
「奇跡の海」(1997)と「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」(2000)では、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。
「キングスマン: ゴールデン・サークル」(2018)では大統領補佐官を演じていました。

≪ イギリスの「児童移民」制度について ≫

イギリスから、孤児や貧困家庭の児童などを植民地であるカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ジンバブエ(旧ローデシア)などに移民させた政策なんですね。
1618年から1970年まで350年以上にわたって続き、総数は13万人とも15万人とも言われているようです。
 「当時は子どもの利益優先で新しい環境を与えた」とされていましたが、大変な事実も多く含まれ、原作やこの映画で実態が明るみに出たんですね。






お立ち寄りありがとうございます
映画で、その国の歴史を、あまり知らなかった歴史を知ることが多々あります
コメント (2)
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「憑神」

2020年02月07日 | 日本映画
2007年公開の日本映画の紹介です
監督は降旗康男。
浅田次郎の小説が原作の、コメディ?ミステリー?映画です。
主演・出演は、妻夫木聡、夏木マリ、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、佐藤隆太、香川照之、江口洋介、石橋蓮司、西田敏行、森迫永依、赤井英和。


影武者を代々務めている家柄の別所彦四郎は、婿入りしていた井上家から離縁され兄夫婦と母が住む家に出戻りしています。
仕事もせず肩身の狭い思いで暮らすうち、彦四郎は出世した同窓生の釜次郎から向島の三囲稲荷にお祈りをしたからと聞きます。
ある日酔いつぶれて河原を転げ落ちた彦四郎は目の前に『三巡(みめぐり)稲荷』を見つけて喜び手を合わせます。
その朝、母に起こされた彦四郎は、仕立てのいい服を着た男性に送ってもらったと聞きます。
すると、その男性が現れ彦四郎は喜びますが、「貧乏神」と言われ違う祠だった事に気付き落胆します。
そして別所家に大問題がおき、彦四郎は助けを借りに井上家を訪ねますが門前払い状態でした。
その帰り、部下だった小文吾から離縁の真相を聞き彦四郎は激怒します。
その様子を見た「貧乏神」は喜びますが、小文吾が呪文を唱え「貧乏神」は苦しみ始めます。
「貧乏神」は苦し紛れに、「宿替え」という、彦四郎が知っている人物に災いを振り返れる事をしゃべってしまいます。
彦四郎は当然のごとく井上家の元父に振りました。
「貧乏神」は去り際に、
「三巡稲荷はその名の通り、『三度巡り来る』という意味だ」
と言い、彦四郎は次は何が来るのか恐る恐る訪ねます・・・

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彦四郎役は妻夫木 聡。
高校時代、雑誌『東京ストリートニュース』の読者モデルだったんですね。
ドラマ、映画、CMなど、とにかく大活躍の俳優さんです。
ドラマでは「池袋ウエストゲートパーク 」(2000年)で知名度アップ、
映画初主演は「ウォーターボーイズ」(2001)で、日本アカデミー賞で「優秀主演男優賞」「新人俳優賞」を受賞しています。
「悪人」(2010)でアカデミー賞・最優秀主演男優賞、
「怒り」(2016)ではアカデミー賞・最優秀助演男優賞を受賞しています。






お立ち寄り、ありがとうございます
レビューを書く時に初めて知ることが多々あります
そして・・また観たくなることもあるんですね~
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