「セル」

2017年公開の映画の紹介です

監督はトッド・ウィリアムズ。
スティーヴン・キング原作・脚本の、SF・ホラー映画です。
 主演・出演はジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン。

アメリカ・マサチューセッツ州ボストン。
空港に降り立ったクレイは、別居している妻・シャロンと息子・ジョニーに携帯で電話をします。
ところが話している最中に携帯の充電が切れ、公衆電話も金額不足で切れてしまいます。
すると、突然空港内の人々が痙攣を始め暴動を起こし始めるのです。
女性の一人が救急車を呼ぶ為に携帯を手にした途端、同じ症状になるのをクレイは見ていました。
クレイは地下鉄に降り、車掌のトムと通風口から逃げ出すと、街も同じ状態でした。
クレイが自宅にトムを招くと、上階の若いアリスがノックしてきます。
アリスは血まみれで、震えながら「ママを殺した」と言うのです。
3人は外に出て銃などの武器を集めます。
襲われそうになったアリスが銃を発砲すると、異常を期した人々が集まって来ました。
逃げのびた3人は、同じ状況の数名と建物で一夜を明かします。
翌朝皆で話をすると、何人かが同じ人物の夢を見たことに気がつくのです。

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『セル』は携帯電話の事です。
この映画で原作者のスティーヴン・キングは脚本を手掛けています。
監督いわく、
「スティーブン・キングは原作よりもダークなラストを映画で実現した」
そうな。

主演のジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソンは、スティーブン・キング原作の｢1408号室｣(2008)でも共演しています。
 ｢1408号室｣の時の大げさなキャラクターではなく、今回は2人とも普通の男性を意識して演じたんですね。

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「アルキメデスの大戦」

2019年7月公開の日本映画の紹介です

監督は山崎貴。
三田紀房の漫画「アルキメデスの大戦」が原作の戦争映画です。
主演・出演は、菅田将暉、舘ひろし、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、小林克也、國村隼、橋爪功。

昭和20年4月7日、鹿児島県の坊ノ岬沖。
戦艦「大和」はアメリカ軍の航空機から容赦ない砲火を浴び、横倒しになり転覆していきます。
この戦いで3000人余りの兵士が命を落としました・・
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それより12年前。
海軍少将・山本五十六は、これからの闘いは航空機中心になると考え造船少将の藤岡喜男に航空母艦の設計案を作らせていました。
ところが新型戦艦建造計画会議の場で、嶋田海軍少将は巨大戦艦の建造をうちたて、提案する戦艦の模型に皆目を奪われてしまうのです。
その夜、山本、藤岡と海軍中将の永野は料亭で作戦を練り、一息ついたところで芸者を呼びます。
ところがその夜は一人の客に全員指名されていると聞き、山本はそこへ向かいます。
すると、学生服を来た青年が芸者の胸囲や扇子を投げる高さを巻き尺で測り、騒いでいたのです。
山本の問いかけに青年・櫂は、問題を起こして帝大の数学科を退学になったのでお金を全部使っているというのです。
その後、山本は平山案の見積もりはあまりにも少なすぎる為、計算しなおそうと先日の数学の天才・櫂を訪ねます。
断り続けた櫂は、ある理由で参加する事になり“少佐”の地位をもらって調べ始めます。
ところが下に就く田中が持ってきた資料は薄っぺらく、らちがあきません。
櫂は田中を連れ、戦艦に乗り込むと巻き尺で測り始めるのです・・・

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原作者・三田紀房は「ドラゴン桜」の原作者でもあります。

この映画は第二次世界大戦を数学者の視点で描く、フィクション映画です。

冒頭の戦闘シーンは素晴らしく、見応えが十分です。

櫂役は菅田将暉。
数式を板書しながらの長ゼリフの熱演に、共演したベテラン俳優陣が大賛辞だったようです。
いまやあらゆる方面で大活躍の若手俳優。
受賞歴もウィキでは年度ごとに記載しているくらいたくさんの受賞があります。
『共喰い』(2013)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞
『あゝ、荒野』(2017)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞しています。

原作です

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