ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「青の炎」

2020年02月11日 | 日本映画
2003年公開の日本映画の紹介です

監督は蜷川幸雄。
貴志祐介原作の、サスペンス映画です。
主演・出演は、二宮和也、松浦亜弥、秋吉久美子、鈴木杏、山本寛斎、川村陽介。


車庫を自分の部屋代わりに使っている秀一は、蛍光灯をすべて消してシャッターを開け、ロードレーサーに乗り高校へ向かいます。
秀一が帰宅すると、母・友子の別れた再婚相手・曾根が昼間から酒を飲んでいる状態です。
10日前からいついている曾根に、友子がお金を渡しているのを見て秀一は悪態をつきます。
友子は我慢するように言うばかりなので、秀一はある放課後法律事務所を訪れます。
弁護士は友子が曾根と離婚した時担当した人で、事情をよくわかっているようでした。
弁護士は秀一に「お母さん自身の手続きが必要」と話します。
ある日、曾根が妹の遥香ともみ合っているのを見て、バットを取りだした秀一は曾根の前に立ちふさがります。
友子が止めに入り、落ち着いた頃秀一の部屋をノックして、友子は追い出せない事情を話すのです。
しかし曾根に我慢が出来ない秀一はネットで薬物を購入し、殺す計画をカセットテープに吹き込んでいきます。
そして当日、秀一は美術部でアリバイを作り、教室を出て一旦家に戻ります。
眠らせた曾根に細工をして電気を流すと曾根は酷い痙攣をし、秀一は驚いて動けなくなってしまうのです・・・

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秀一役はご存じ、嵐のメンバーのニノ。
現在は(見えないけど)36歳、この映画の頃は19歳くらい。
テレビドラマ、映画、舞台と演技でも大活躍です。
「硫黄島からの手紙」(2006)の出演の際、オーディションを受け、
『青の炎』と台本を読んだ姿を撮ったビデオテープを見たクリント監督はとても演技の評価をして、映画の役どころを重い方に選びなおしたんですね。
CNN(アメリカのテレビ局)の「まだ世界的に名前が知られていないが、演技力のある日本の俳優7人」の一人に選ばれたようです。
「母と暮せば」(2015)では、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に選ばれています。

大きな余談ですが、この映画の主人公は17歳で、その頃日本では実際に17歳の犯罪が続いていました。
先日紹介させて頂いた「17歳のカルテ」はこの背景から邦題がつけられたようです。
映画のストーリーとは関係なかったので、気になっていたらこういう事のようでした。






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