「アクトレス 女たちの舞台」

2015年公開の映画の紹介です

監督はオリヴィエ・アサヤス。
フランス,ドイツ,スイス合作のドラマ映画です。
主演・出演は、ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ。

大女優のマリア・エンダースは、マネージャーのバレンティンと列車でチューリッヒに向かっていました。
マリアを見出してくれた劇作家ヴィルヘルムの受賞を、代理で受け取る役目の為です。
しかし、ヴィルヘルムの訃報の連絡がはいり、授賞式では思い出の話題になってしまいます。
式の最中に、マリアはマリアの出世作の再演の話を聞きます。
マリアにも出演の依頼がありますが、演じた主演ではなく、年相応の相手役でした。
主演には19歳の新進女優ジョアン・エリスが決定していました。
オファーを受ける事でバレンティンと意見が合いませんが、マリアは結局引き受ける事にします。
そして奔放なジョアンは、不倫をしていて世間をにぎわせていたのです。

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セザール賞では、クリステン・スチュワートがアメリカ人女優としては史上初となる助演女優賞を受賞しています。
米国内でもタイム誌がこの作品を「2015年の映画トップ10」の第4位に挙げています。

かつての主役から、40歳の役を演じる事に葛藤するマリア役は、ジュリエット・ビノシュ。
世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)のすべての女優賞を受賞している凄い女優です。

マネージャーとしてマリアのスケジュールをテキパキ薦め、時には自分の意見を言うバレンティン役はクリステン・スチュワート。
セザールだけではなく、米国でもたくさんの助演女優賞を受賞しています。

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「ブラック・レイン」

1989年公開の映画の紹介です

監督はリドリー・スコット。
日本が舞台のアメリカの、アクション映画です。
主演・出演は、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作、ケイト・キャプショー、内田裕也、安岡力也、若山富三郎、神山繁。

NY市警の刑事・ニックは、自分の審問会の後、同僚のチャーリーとバーに飲みに行きます。
バーには数人の日本のヤクザがたむろしていて、一人が仲間を殺して紙つづみに入ったものを奪って出ていきます。
ニックとチャーリーはヤクザ・佐藤を追い詰め、捕まえます。
佐藤は一言もしゃべらず、日本大使館から国務省に連絡が入り佐藤を日本へ送還する事になりました。
憤るニックですが、チャーリーと日本まで連行するよう命令されてしまいます。
旅客機で佐藤を挟んだ状態で2人は連行し、時々ほくそ笑む佐藤に苛立ち、ニックは肘鉄を食わせます。
飛行機が日本に着くと、警察が数人乗り込みニックとチャーリーは書類にサインして佐藤を引き渡します。
ゲイシャと遊ぼうとか会話している2人に、また警察が引き渡しを要求してきます。
ニセの警察に佐藤を渡してしまい、ニックたちは日本の警察に連れて行かれます。
通訳もできる犯罪捜査課・警部補の松本は、その後ニックとチャーリーと共に佐藤を探すことになります。
松本は法外なニックに日本警察に従うよう話しますが、武装した警官が佐藤のアジトへ行く事を知るとニックとチャーリーはあっという間にバンに乗り込み、松本も引き入れてしまうのでした。

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佐藤役は故・松田優作。
劇場映画作品としてはこの映画が遺作になっています。
7つほど年下のアンディ・ガルシアはこの映画で親交を深めたようで、大変悲しんだようです。
この映画の後、ショーン・コネリー監督/ロバート・デ・ニーロ出演のオファーまで来ていたんですね。

スコット監督は、当初ロケ地には新宿歌舞伎町が希望でしたが、日本の警察側の交通規制の協力が得られなくて関西方面に変わったようです。
撮影場所に雑多なイメージを描いていた監督は、日本の清潔さに驚いたとか。

かな～り　お気に入りのシーン

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