ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏」

2021年06月04日 | ドラマ映画
今年1月公開の映画の紹介です

監督は、シーロ・ゲーラ。
J・M・クッツェーの小説『夷狄を待ちながら』が原作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、マーク・ライランス、ジョニー・デップ、ロバート・パティンソン、ガナ・バヤルサイハン、グレタ・スカッキ。


19世紀、帝国に支配されている城塞の町。
民政官によって治められ、周りの遊牧民と適度な関係を共にして人々は暮らしていました。
ある夏の日、帝国の秘密警察所属の官僚・ジョル大佐が派遣され町を訪れます。
ジョルと向かい合わせに座った民政官は、ジョルがかけている不思議なメガネについて質問したり自分の任期について話します。ジョルは言います、
「朝一番で視察にでる」
翌朝、ジョルに町を案内する民政官は、それほど大きな犯罪はないと話し留置場に案内します。
羊泥棒で捕えられている老人と少年2人の囚人がいて、通訳を交えながら民政官は状況をジョルに説明します。
ジョルは後ほど尋問を希望し、民政官の立会は不要と話します。
“蛮族”を強調するジョルに、民政官は“遊牧民”である事をそれとなく強調します。
「まず嘘をつかせ圧力をかける。繰り返すうちに本音がでる。」
しかしその後老人が死んでいるのをみて民政官は驚き、尋問の記録をみて更に驚くのです。
ある冬の日、目が見えず杖をついている遊牧民の少女に物乞いを辞めるよう民政官は話し、酷い傷の手当てをしながらここで働いてはどうかと話してみるのです・・・

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この映画の主要撮影場所はモロッコのようです。

原題は『Waiting for the Barbarians』
小説の邦題の読みは「いてきをまちながら」
「夷狄(いてき)」とは、未開の民や外国人。野蛮な民族のことのようです。
原作者は、南アフリカ共和国出身のノーベル文学賞受賞作家さんなんですね。

民政官役はマーク・ライランス。
「ブリッジ・オブ・スパイ」(2016)では、アカデミー助演男優賞受賞の他、たくさんの賞を受賞しています。
「ブーリン家の姉妹」、(2008)「ダンケルク」(2017)、「レディ・プレイヤー1」(2018)、「シカゴ7裁判」(2020)などの出演があります。





お立ち寄りありがとうございます
蛮族や遊牧民など、あまり知らない世界でございますです・・・
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