ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「その手に触れるまで」

2021年06月17日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
2019年公開の映画の紹介です

監督は、ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ。
ベルギー・フランス製作のサスペンス的なドラマ映画です。
主演・出演は、イディル・ベン・アディ、オリヴィエ・ボノー、ミリエム・アケディウ、ヴィクトリア・ブルック、クレール・ボドソン。


ベルギーの小さい町。
13歳の授業の後、イネス先生から帰りの握手を求められますが断ります。
「自分は大人で、大人のムスリムは女性には触らない」
その後アメッドは兄・ラシッドとモスクの導師を訪ね熱心に礼拝します。
帰宅したアメッドは母との会話もそここそ二、手や口の中を清め部屋で礼拝マットを敷いて礼拝を始めるのです。
導師はアメッドに、イネスは背教者(信仰を捨てた人)だと文句を言います。
ある日アメッドはイネスを訪ねると、いきなりナイフで襲いかかりイネスは慌ててドアを閉めてしまいます。
アメッドは導師に助けを求めますが、自分はモスクを守る必要があると言い導師は自首を勧めるのです。
少年院に送られたアメッドに面会に来た母親は、涙を流しながらアメッドを抱きしめます。
「元のお前に戻って」
イネスの面会を拒否したアメッドですが、その後母への電話で会う事にしたと話します。
しかし、その頃からアメッドはある武器を作り始めるのです・・・

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この映画は、カンヌ国際映画祭で「監督賞」を受賞しています。

主演のイディル・ベン・アディは監督・ダルデンヌ兄弟が見出した新星とか。
第10回ベルギー・アカデミー賞では、有望若手男優賞を受賞しています。

イスラム教徒であるベルギー、ブリュッセル西部のモレンベークが舞台のモデルとなっているようです。
そこに暮らす一部の過激派のイスラム教徒や、モレンベークを拠点とした過激派が、15年のパリ同時多発テロや16年のブリュッセル爆発に関与しているとか。
クリント・イーストウッド監督の実話映画「15時17分、パリ行き」でもこれらのテロ事件でした。

≪ ムスリム とは ≫

イスラム教の信者のことです。
アラビア語で、、「(神に)帰依する者」を意味するようです。





お立ち寄りありがとうございます
84分と割と短い映画でしたが、ラストまでドキドキでした
コメント
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