「家族の肖像」

1978年公開の映画の紹介です

監督は、ルキノ・ヴィスコンティ。
イタリア・フランス合作の、ドラマ映画です。
主演・出演は、バート・ランカスター、ヘルムート・バーガー、シルヴァーナ・マンガーノ、クラウディア・マルサーニ、クラウディア・カルディナーレ。

イタリア、ローマ。
教授は画廊の男性に持ち寄られた絵画の鑑定をしながら、購入はしないから持ち帰ってくれと話します。
帰りに寄るから預かってほしいと画廊の男性は言い絵画を置いて出て行きます。
すると、婦人・ビアンカが一人残っていて、たまたま一緒になったと話し二階に間借りしたいと教授に話します。
ビアンカの娘と息子も後からやって来て、断る教授に観るだけ観たいと頼むのです。
その後ある事情で仕方なく貸す事にした教授ですが、翌日帰宅すると階下に損害が出るくらい二階を壊されていて怒りで二階を訪問します。
ところがコンラッドと言う男性が応対し、購入したはずと逆に怒りだすのです。
階下でコンラッドがビアンカと電話のやりとりをした後、コンラッドと教授は絵画のことで話が合います。
数日後、コンラッドとビアンカたちが船に乗る話をし、誘いを断った教授に後で寄ると言って出かけます。
しかし、教授が遅くまで待つ夕食の席にコンラッドたちは現れなかったのです。
ひと月ほどして戻ってきたコンラッドの部屋から、変な物音がして教授が部屋を飛び出すと男2人が階段を下りて出て行きました。
コンラッドは怪我をしていて、教授は何とか階下まで運ぶのでした・・・

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コンラッド役は、ヘルムート・バーガー。
この映画の製作1974年頃は、20代後半です。
オーストリア出身の俳優さんで、ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語が堪能とか。
ヴィスコンティ監督作品の常連のようです。
｢地獄に堕ちた勇者ども｣(1970)、｢ルートヴィヒ｣(1973)、｢エンテベの勝利｣(1976)、｢ゴッドファーザー PART III｣(1991)、｢SAINT LAURENT/サンローラン｣(2015)、｢リベルテ｣(2019)などの出演・主演があります。

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この時代には、現代にはない独特の雰囲気があるのです