へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

世界の孤児

2008年01月20日 03時20分55秒 | Weblog
町村官房長官が「ガソリン税の引き下げは、環境問題に逆行・・・・」、と言う発言をしていた。
まさしくその通りである。
省エネ、温暖化ガスの排出削減が叫ばれている中で「ガソリンの価格を下げる」と言う民主党は、一体何を考えているのだろうか?。
洞爺湖サミットを目前に控えていると言うのに、「日本は省エネなど考えていません」と、宣伝するようなものではないか。
サミットを主催する国がこれでは、世界が相手にしなくなってしまうのではないだろうか?。
これでは、経済どころか政治も文化も「三流国」に成り下がってしまうであろう。
「児童の学力低下」どころの騒ぎではない、「民主党と言う組織の学力低下」と言う、国家を揺るがす重大問題である。
私個人の意見を言うならば、「ガソリン税をもっと高くし、1リッター200円(あるいはそれ以上でも)位にして、それによって得られる税金の増収分を、医療、福祉、環境問題に使うべきである」と言いたい。
高くなれば、消費量が減るだろうから、計算通りの税収は見込めないだろうが、消費量が減る分「省エネ、温室効果ガス排出削減」と言う効果が期待できる。
現在の、医療、福祉は「危機的状況にある」といてよいだろう。
「救急患者のたらい回し」「子供を生みたくても、産科、小児科がない」「深夜の介護が受けられない」・・・・・・と、問題だらけ。
国民健康保険税、介護保険料の引き上げが必要にも拘らず、内部で処理をしようとしてきた結果起きた問題である。
年々増え続けている、医療費、介護費用をどの様にして賄えばよいのであろうか?。
「医療、介護報酬の引き下げ」で対応すれば、医師、介護師の生活が成り立たなくなってしまう。
一部の開業医や介護センターの経営者などを除けば、一般の人が想像するより遥かに低い報酬で働いている。
危険な医療現場に従事している医師などは、それ以外の問題まで抱えなければならないのである。
それ以外の問題とは、「何か問題があると、医療ミスとして告訴される」と言うことである。
医療ミスの裁判では、「医師の側に厳しい判決」が多いように思う。
これでは、「危険を伴う医療」に従事する医師が減ってしまうのは無理からぬ事であろう。
「最新医療には危険は付き物」と考えるべきではないだろうか?。
新薬にしても同じことが言える。
何事においても、「新しい事には危険が伴う」のが当たり前の事、危険を恐れていては新しい事は出来ない。
現状のままで行くと、やがてアメリカ社会のように「個人で医療保険に入っていなければ、高度な医療を受けられない」などと言う事になりかねない。
コメント
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