小琴のしっぽ

うれしいことみーつけた。

今週

2008年12月15日 | とと

日曜日の朝

いつも楽しみにしている ラジオ番組があるのです。

 東京FMからのもの。 

 「メロディアス ライブラリー」 

毎回 小川さんが取り上げられた1冊の本について
  いろいろお話しをされるのです。

 

今週は 予告で知った時から
今か今かと 待っていた 


江國 香織著   【デューク】

 (“つめたいよるに”に収められている短編)

 

 かれこれ3年前に読みました。

 泣きました。

 もちろん まだ ととは元気でいました。

   ........と 書けば  “あぁ、飼っていた愛犬が 死んじゃうお話しなんだ” と   先が読めたでしょうか。

 

1行で書けばそうだけど

読めば  そんなに単純な事ではなくて
悲しいんだけど  ただそれだけではなくて.....。

 

番組内で


「江國さんは  死というものについて

 『懐かしいところへ帰っていく』 と捉えているのではないでしょうか」 と 本の解説とあわせて話されていました。

 


懐かしいところ.......
 この世に生まれてくる以前にいたところ......

 その場所へ 帰っていく

 

その言葉を聴いて

心が ストン    

     と。

 

 「なんだ、そうだったのか」

    と。

 うまく言い表せないけど
 ととのことも   「そうなんだ」 と。

 

読まれた方はおわかりでしょうね。
わたしも ふっと 想像してみます。

ととなら
 やっぱり  最高にイケメンの彼氏かなぁ

それとも  ちょっと枯れた渋めの叔父さまでしょうか

いえいえもしかしたら うんと幼い駄々っ子かもしれない

 

 

 デュークみたいにして  会いたい