子供の日、子ども、子たち、子ら、と、語になると1音節で扱いにくいか、複数形で用いる。単複の区別を持つわけではない、しかし、子の日と言わないので、祝日名称の固有名詞として定着する。
こ、おやこ、と言うようにその関係を見て親から見る子の捉え方があるので、派生義にもなる。
祝日の制定は、国民祝日による。由来を言うに端午の節句を引き合いに出すが、直接に関係するものではない。5月5日の日付による。制定後最初のこどもの日にあたるのは1949年5月5日である。
世界こどもの日をみると、
>国際連合で「児童の権利に関する宣言」(1959年)と「児童の権利に関する条約」(1989年)が採択された11月20日とするのが一般的である。
Universal Children's Day UN
ウイキペディアによると、子供の日一覧が見える。
>
各国の子供の日
6月1日を子供の日としている国と地域
アゼルバイジャン
アルバニア
アルメニア
アンゴラ
イエメン
ウズベキスタン
ウクライナ(2009年制定)
エクアドル
エストニア
エチオピア
エリトリア
カーボベルデ
カザフスタン
カンボジア
ギニアビサウ
キューバ
キルギスタン
クロアチア
ジョージア
スロベニア
セルビア
タジキスタン
タンザニア
チェコ共和国
中華人民共和国(1949年制定:簡体字: 六一国际儿童节)[1]
朝鮮民主主義人民共和国
トルクメニスタン
東ティモール
ブルガリア
ベトナム
ベナン
ベラルーシ
ポーランド
ボスニアヘルツェゴビナ
マカオ
マケドニア共和国
モザンビーク
モルドバ
モンゴル
モンテネグロ
ラオス
ラトビア
リトアニア
ルーマニア
ロシア
11月20日を子供の日としている国
エジプト
カナダ
パキスタン
バングラデシュ(祝日ではないが、企業による催し物などが行われる)
その他の日を子供の日としている国・地域
アルゼンチン - 8月の第2日曜日。かつては8月の第1日曜日だったが、年によっては給料日前となるため、1990年代に変更された。
イスラエル - 10月19日
イラン - 10月8日
インド - 11月14日(子供好きで知られたインドの初代首相ジャワハルラール・ネルーの誕生日にちなむ)
インドネシア - 7月23日に祝われる。
ウルグアイ ― 1月の第2日曜日
エルサルバドル - 10月1日
オーストラリア - 7月の第1日曜日
北キプロス - 4月23日
キューバ - 7月の第3日曜日
グアテマラ - 10月1日
コスタリカ - 9月9日
コロンビア - 4月最終週の週末
シンガポール - 10月1日
スウェーデン - 10月の第1月曜日
スリランカ - 10月1日
タイ王国 - 1月の第2土曜日
大韓民国 - 5月5日
台湾 - 4月4日
トリニダードトバゴ - 10月の第1月曜日
トルコ - 4月23日(国家主権と子供の日)
中部アフリカ諸国(コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、カメルーン、赤道ギニア、ガボン、チャド、中央アフリカ共和国、サントメ・プリンシペ) - 12月25日
ドイツ - 冷戦中は西ドイツが9月20日を「世界子供の日」(Weltkindertag)、東ドイツが6月1日を「国際子供の日」(Internationaler Kindertag)と定めていたが、1990年に旧西ドイツのものに統一された。旧東ドイツ地区の住民の多くはこれを受け入れず、6月1日を子供の日として祝っている。
ナイジェリア - 5月27日
日本 - 1948年より端午の節句である5月5日を、こどもの日として祝日に制定したほか、桃の節句である3月3日が雛祭りとして、女の子の健康と成長を祈る日となっている。
チュニジア - 1月11日
ハンガリー - 5月の最終日曜日
バヌアツ - 7月24日
パラグアイ - 8月16日
ブラジル - 10月12日(聖母アパレシーダの日)
ベネズエラ - 7月の第3日曜日
ペルー - 8月の第3日曜日
ボリビア - 4月12日
香港 - 4月4日(1931年制定)[8][9]
マレーシア - 10月の最終土曜日
メキシコ - 4月30日
世界大百科事典 第2版「親子」の解説
おやこ【親子】
>父母と子の関係を指すが,生みの親と子の血縁的な関係だけではなく,養親と養子,親分と子分,親方と子方の関係のように,法制上,習俗上親子関係が擬制される関係(擬制的親族関係)を指しても用いられる。
>【子ども(子供)】より
…子どもという言葉と概念について考えようとする際に,まず注目されるのは,その意味の多様性であろう。現在最も一般的なのは,おとな(成人)の対概念としての子どもであり,この場合は,個体としての生命の発生から成人するまでのあらゆる段階にあるもの,すなわち,胎児,乳幼児,児童,少年少女などを総称する。
…子どもの第2の意味である,〈親に対する存在としての子ども〉は〈こ〉という言葉のより古いあり方を示していよう。親子という言葉は現在では実の親子あるいは生みの親子に限定されて使用されているが,本来はそのような狭い限定的な意味ではなかったというのが有名な柳田国男のオヤコ論である。勢子(せこ),網子(あご),水夫(かこ),友子(ともこ)などさまざまな〈子〉が示すように,子は本来労働組織の構成単位としての人間を意味するものであり,それに対する親は労働組織・経営組織の指揮統率者のことであった。
子供・児童・小児・小人・童わらわ・童わらべ・学童・童子どうじ・幼子おさなご・幼童・ちびっこ・わっぱ・こわっぱ・小僧・餓鬼がき・少年
字通
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子は幼子の象形。卜文・金文において、左右の手を一上一下する形のものがあり、それは王子の身分を示す。
子は本来は王子・公子など、貴族身分の身分称号的に用いられたもので、のち一般の児子にもいう。子を代名詞に用いるのは、その身分称号からの転用である。
訓義
[1] おとこ、男子の美称、身分ある人、身分ある者として生まれたもの、きみ。
[2] 徳ある人、先生、学者、士大夫の通称。
[3] ひと、人々、わかもの、女子。
[4] 代名詞、対称。あなた、きみ、そなた。
[5] 親に対する子、鳥獣虫魚の卵、木の実、利息。
[6] 微小なもの、微小なものの名の下につける接尾語。帽子・釵子の類。
[7] 五等の爵の第四等。蛮夷の君も子という。
[8] 書籍の分類上、思想的な内容の書。経史子集の一。
[9] 滋に通じ、ふえる、いつくしむ。
古辞書の訓
〔名義抄〕子 コ・ミ・タネ・ヒト・キミ・ナムチ・ネ・ミル・ウヤマフ 〔字鏡集〕子 クハシ・ウヤマフ・アイス・ヲシム・ミ・タネ・ナムチ・シゲシ・ワランベ・コ・キミ・ミル・ヒト・チゴ