日本語文法議論238228
日本語の文の規定、定義、そしてにおける文における成分、また要素など、簡便なとらえ方で共通するのは、次のようである。
文は句点つまり区切り符号の〇、丸あるいはピリオドであらわされる形式で示される。
文はまとまった意味内容のひとまとまり、また、それだけでひとつの思想を表す。
文には主語、述語、修飾語、独立語、この4成分に、接続語を学校文法では加える。
(文には主語、述語動詞、目的語、補語を主要素とする)
この説明はそれぞれ形式、意味、文法構造とするものであるが、成分は国文法においての用語である。付け足した要素は英語学習による影響で日本語の説明にも便宜に用いられる。それはまた文の基本型とする、SVOCMにならう基本5文型に倣うときの用語である。
日本語教育では3類型に重要文型として2つを加えて基本文型を5つとして教えることがある。国語文法の類型とそれに加えた2つで、次のようである。名詞、動詞、形容詞を述語の文末述語の特徴にしている。
[名詞1]は [名詞2]です N1 ha N2 desu
[名詞]が [動詞]ます N ga V masu
名詞は/が [形容詞]です N ha/ga A desu
ーはーが構文 - ha - ga 構文
存在文 あります/います P ni N ga arimasu / imasu
学校文法を規範文法とする考え方がある。語学習得の基本となるからであるが、例外規則を知る話者にとっては教育用の文法として学習のための規則となる。その説明を学ぶのではなくて説明は習うための便宜となる。文型とするのもその規則を修得する練習のためだるからこれをもとに学習文型が段階的に組み立てられている。