霜月三十日

ここにきて師走を迎えるのにいろいろなことが重なってきた。国連安保理で、米国の大使からの発言は、戦争になれば北朝鮮は完全に破壊されるだろうということである。中国に原油の供給をやめるべきだとも言った。これに対して中国は人道支援を縦に応じない。それに、ロシアが同様にすべきでないと言っている。北朝鮮のミサイル発射は長距離弾道弾であり、そこに核搭載の可能性が出てきたので、米国軍部には開戦の条件のひとつとするものであった。2か月の沈黙で揺さぶりをかけてきた駆け引きは、この2017年にのっぴきならないところまでやってきたことになる。シナリオをかくとどうなるか、その用語をシミュレーションすると言い、その実践はロードマップにすることで明らかであると、これまでの米国が起こしてきたことに用いられたカタカナ用語に現れることがある。朝鮮半島の情勢は南側の政情が不安定になりそうな気配である。北側の拉致問題にも時限装置のように時間が刻まれ続けている。国内情勢に奇しくも現れた民族の感情は行方をどう見せるか。国技、国体と人々の脳内に過るものがある。元号の制定によってはカレンダーが決まらないという業界事情が垣間見える。



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20061130晦日だ
カテゴリ：思い遥かに

霜月晦日、つめたい日だ。
まだ気温は下がるようだ。
秋の気配は冬の景色へと、
街路樹の紅葉がすすむ。

教育再生会議がいじめ対策を発表していじめ側にも教育が必要だと注目した。
視点はいずれそこにうつり、さらには両者になる、いじめ側といじめられ側。
そしてそれはそこに行われる弱者の戦いが明るみに出されて強者が残る仕組みになる。
社会は何によって成り立つかを根本から問わなくてはならないもんぢに逢着する。

今の会議が現象への対策であるとするなら打つ手は問題を深刻にするだけだろう。
経済格差が生み出すとだけとられがちな子供社会のあらわれはかつてのリーダーの仕業による。
いまもつづく後遺症は少なくとも10年は続くだろうからあと5年は現象が出来し続ける。
郵政民営化の理念なき改革はじわりと影響を始めた。