聞こえているのに、聞き取れないという、症状があるようである。疾患となるかどうかは、これからの研究によるとか。
しかし、聞き間違いが多いとなると、音声を聞き取るのが困難な症状で、こととしてコミュニケーションが成り立たなくなるから、これは大きい。耳から入った音を脳で処理して情報と理解する、そのプロセスで問題があるようである。
聞き取り困難症と呼称する。表記に海外で使われるLIDを加えてPADと併記するらしい。
小児の言語発達の遅れの原因の一つと捉えられてきた。1950年代ごろから言われるようになったそうである。
聞き取り困難症 Listening difficulties:LiD
聴覚情報処理障害 Auditory Processing Disorder: APD
(LiD/APD)
>
LiD/APDの啓発
当事者が困っていること
無視している、反応が無く感じが悪い、やる気がないと誤解される
社会とのコミュニケーションがスムーズにできない
子どものころは「抜けている子」「天然な子」と思われていた
円滑な社会参加へ向けて
LiD/APDの認知度アップ
具体的な症状や配慮してほしいことが一般的に広がる
周囲の人々から理解や協力を得る
2023年現在において、LiD/APDは治療で治るものではありません
https://apd.amed365.jp/about-apd/index.shtml
聞き取り困難症・聴覚情報処理障害(LiD/APD)
当事者ニーズに基づいた聴覚情報処理障害の診断と支援の手引きの開発
聴覚情報処理障害の症状を示す小児の学習支援のための検査法および補聴技術の開発
公式ホームページ https://apd.amed365.jp/info/index.shtml