概念形成 concept formation
説明する理論
プロトタイプ・モデル
範例モデル
理論ベース・モデル
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
概念形成
がいねんけいせい
concept formation
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経験を通じて新しい概念をつくり上げる過程。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
概念形成
がいねんけいせい
concept formation
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児童から成人に至る発達を通じて、概念を獲得する過程を意味する。概念は個々の経験から一般的な区分や規則が成立した結果生じるが、そこには種々の段階が認められる。(1)個々の具体的な事物について、外的に現れた特徴を基にして共通の名前のもとに一括する。この特徴はかならずしも1種類ではなく、事態に応じて、さまざまな特徴が選択される。たとえば、事物の彩りの間で赤とか緑とかの概念が、また有色と無色との間で色という概念が形成される場合である。(2)直接、外的に現れない事物の関係や成分を抽出し、共通の名前のもとに一括する。現れた面で異なっている事物の間に数という概念を形成したり、論理的な脈絡をつけたりする場合である。
http://www.1-ski.net/archives/000098.html
心理学用語集
概念形成
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概念形成とは、概念を学習するプロセスのことで、ある対象や出来事を
抽象化するとともに、その特性をあるグループに含まれる対象や出来事に
一般化するプロセスである。概念の定義は、従来の論理学的なカテゴリーに
基づく定義的立場、最も代表的なプロトタイプ(ロッシュ)に基づく確率論的な
立場、ある環境のもとで生活体の有する体系化された知識に基づく知識
ベース的な立場へと遂行してきているのである。
概念形成 - 脳科学辞典
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/概念形成
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概念形成とは、対象から概念を作り出す過程である。哲学、心理学、さらには認知言語学等の関連分野でも扱われてきたが、脳科学では、対象から概念を作り出す際の脳内情報処理過程についてを主に扱う。概念を作り出す際の特に学習に着目した場合は、概念学習(concept learning)と呼ばれる。また、脳科学においては、対象のひとまとまりをカテゴリー(category)と呼ぶことも多い。