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詩歌

2013-07-23 | 現代日本語百科
詩歌を詠む、詠う、とも言う。
詩は漢詩であり近体詩また今体詩である。
時代が下がって日本では近代詩ともなった。
いずれも文学の影響下にあってジャンルである。

歌は大和歌であり朗詠歌があった。
吟詠があり、浄瑠璃がある。
歌曲ともなるが、伝統的な流れにある歌謡である。

現代にはさらに歌謡曲とする流行歌がある。

琵琶法師の語り、門づけ、説教節なども現れ、芸能の展開がある。
舞をつけるものが宮廷雅楽から民間の今様になると民衆芸は歌舞伎をうみだす。

近代になって詩歌は近代短歌と俳句を作り出した。
大和歌における長歌に対する反歌による古代和歌の文芸と、俳諧としての連歌における発句は短詩型文学としてふたたび結実し、近代の口語自由詩とともに、詩歌を詠むことは伝統文学そのもである。

そこにあらたに、リリック、エピックのとらえかたに、歌詞と曲をとらえることが行われる。








世界大百科事典 第2版の解説
ろうえい【朗詠】
雅楽の歌謡(うたいもの)の一つ。漢詩にフシをつけて朗誦し,これに笙,篳篥(ひちりき),横笛(竜笛)など雅楽の管楽器が助奏を行う。催馬楽(さいばら)に比べると拍節も定かではなく,むしろ,ゆるやかに流れるフシのみやびやかさを鑑賞すべく考案されたもののようである。宇多天皇の孫にあたる源雅信(920‐993)がそのうたいぶりのスタイルを定め,一派を確立したと伝えられており,その後,雅信を流祖とする源家(げんけ)と,《和漢朗詠集》《新撰朗詠集》の撰者藤原公任,藤原基俊などの流派である藤家(とうけ)の2流により,それぞれのうたいぶりや譜本を伝えた。


世界大百科事典内の朗詠の言及
【詩吟】より
…吟詠(ぎんえい),朗詠(ろうえい),朗吟(ろうぎん)などとも呼ぶが,吟者の中には,漢詩の訓読を吟じることを〈詩吟〉,琵琶歌の中の和歌や漢詩の訓読が独立したものを吟じることを〈吟詠〉,俳句・今様・新体詩・散文詩などを吟じることを〈朗詠〉と称して区別している者が多い。旋律は,日本語の詩歌を読み上げる際のイントネーションが強調されたもので,旋律の骨組みは同形でも詩の情感を吟じ分けることが吟者に要求されている。…
【日本音楽】より
…このために9世紀半ば,仁明天皇のころから約半世紀にわたって,いわゆる楽制改革が行われた。この運動の一環として,外国音楽の様式に日本の歌詞をはめこんだ催馬楽(さいばら),さらにそれが日本的になった朗詠の2種の新声楽が生まれた。また,宮中の祭祀楽も御神楽(みかぐら)として,その形態が整えられ,雅楽の中に含まれるようになった。…



ろう‐えい 〔ラウ‐〕 【朗詠】
[名](スル)
1 詩歌などを、節をつけて声高くうたうこと。吟詠。「人麿の歌を―する」
2 平安中期から流行した歌謡で、漢詩文の一節を朗吟するもの。中世以降、雅楽化された。詞章となる詩歌を収めたものに「和漢朗詠集」などがある。



デジタル大辞泉の解説
リリック 【lyric】
《ギリシャの竪琴(たてごと)リラに合わせて歌う詩として発達したところから》
[名]
1 叙情詩。⇔エピック。
2 (流行歌の)歌詞。
[形動]叙情的なさま。リリカル。「―な歌詞」

エピック 【epic】
叙事詩。史詩。⇔リリック。


>詞と曲の関係
歌詞が先に作られ、後から旋律がつけられる場合(詞先)と、旋律が先に作られて、後から歌詞があとから作られる場合(曲先)




大辞林 第三版の解説
ろうえい【朗詠】
( 名 ) スル
①詩歌を声高らかにうたうこと。朗吟。 「漢詩を-する」
②雅楽の一。漢詩に曲節をつけてうたう自由なリズムの謡物。平安以降,管弦の遊びの折などに行われた。その詞章となる詩歌を集めたものに「和漢朗詠集」「新撰朗詠集」などがある。


エピック【epic】
叙事詩。英雄詩。史詩。 ↔ リリック

リリック【lyric】
①抒情詩。リラに合わせて歌われる詩としてギリシャに発生した。 ↔ エピック
②歌詞。





研究社 新英和中辞典
研究社研究社

lyric
音節lyr・ic 発音記号/lírɪk/音声を聞く
【形容詞】
1叙情の,叙情詩(的)の.
 用例  a lyric poet 叙情詩人.
2音楽的な,オペラ風の.
 用例  lyric drama 歌劇.
3=lyrical 1.
【名詞】
1【可算名詞】 叙情詩 (cf. epic 1).
2[複数形で] (流行歌などの)歌詞.
[LYRE+‐IC; 【形容詞】 lyrical]




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