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負けて、勝ちあがる、勝ちがある

2018-02-28 | 思い遥かに
勝って負けるか、負けて勝つか、撞着を起こしそうな物言いである。勝って、勝てば勝つのは当然だけれど、負けて勝つというのはどうなんだろう。かなりその前提となる条件、また結果としての状況があるだろう。冬季五輪の競技でそれを思わせられたのは、カーリング女子の闘いだろう。ショットのどれを取ってみても、勝つか、負けるか、微妙な駆け引きになっていた。そこに強いショットがダブルテイクをとるようなゲームは、そもそも、ショットのうまさであって、さらにはパワーがあるのである。男子のカーリングにはそのはじけ方で分かる力のあるストーンの動きに、ただやみくもにしているだけではないから、勝敗は見る間にわかるようなショットになる。そこで女子の動きを見ていると、これは最初はゲームルールそのものがあって、それを知っていくのにはちょうど良い戦い用で、男子ゲームを見ていたらあれよあれよと決まってしますので、その表情のゲームの醍醐味が全く異なる、ゲームとしてのルールも単純に見えてしまうところ、好意っては何だけレ度、女子チームが負けては勝っていく銅メダルになったのは、よくカーリングとは何かを知らしめるものとなった。

勝ちに行く強さは実力そのものだろう。それから考えると、負けて勝つのには、努力と運命と、負けることにはならない克服するなにかがある。スケート競技のフィギュアに、スピードに、個人プレーに、どれにもその感動があった。けがをして、2か月前に練習を再会し、そのまま頂点に立つことができるのは奇跡に近いが、団体戦の出場を見送って力の温存となるも、公式練習のマイペース調整となったのも、それが、ひとたびリングに現れると、自らが克服しなければならなかったものを描いて見せた。素晴らしい、一言に尽きる。それはまた、スケート競技で自己最高点を出しても頂点の闘いには及ばなかったのではあるが、できうる持てるものを発揮する、その完璧さにおいて堂々とした勝ちとなった。メダルに届かなかったのはまことに残念でああるけれど、それまでの長い故障からの回復を思い合わせれば、これまた、すばらしい。男子の1、2位、そこには3位選手との友情があり、先輩後輩のきずながあり、女子の4位、5位にもはかりしれない競技への鍛錬があったのである。

スピードスケートの黄金には、ひとりでふたつのゴールド、ひとりでゴールド、シルバー、ブロンズと色をそろえた、その華やかさ、見事さには、一方で、同じくゴールドとシルバーをもって、その数、7つという、競技全体では13個のうちの6個のメダルを獲得する快挙であったから、もう、称賛の域を超えてこれはこれはすごいことである。そのスケーティングのはげしさには、コンマ1秒を争う、という、しのぎを削るのであるから、ち密な計算には驚きと同時に、それこそチーム力である。姿勢をかえるという、そして反応することの難しさに、スターターの、その組だけには4秒台、ほかは3秒台でさらに早めのスタートであったから、画面に出たピクリにはテレビを見るもの、見ていて氷つてしまったはそれだけ、間延びしたスタート号砲だったのである。それでも、長いなと思っていたが、スタートをとる姿勢で時間がかかる組となるというコメントで、そのピクリには、結果としての出だし10メートルほどの違いは出ても、なんとも言えない速さで周回をして五輪新記録となった。次は世界新だというから、すごいことになる。

オリンピックに人生おかけた、人生そのものである、と、4年を凝縮して見せた。いずれも連続しての大会には、そのときの刻みには、あとのことは考えていない、という、異口同音であった。アスリートたちを応援する気持ちには人生が見えているのだろうか。

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