候の変化に、冬将軍の到来とある。General Winter、General Frost と、英訳にもある。冬季、周期的に南下する北極気団、シベリア寒気団というが、それを天気予報で、次の週にやってくると言っていた。気温がぐんと下がる、この地方には雪を降らせることもあるから、寒さだけではない。歴史的な出来ごとにロシアに対する攻撃の失敗があったから、この名をつけて伝えたらしい。ロシア戦役の攻防を、厳冬期の闘いを擬人法にして、冬将軍というからには、かなわない、如何にもそうであるということになりそうであるが、気候には将軍の進軍ではない、気流のことになる。日本では冬将軍が到来すると、日本海側に強い降雪をもたらし、太平洋側では乾燥した北西風が吹き荒れることになるので、ご用心、ごようじん。
ウイキペディアより
>「冬将軍」の語源は、1812年のロシア戦役でのフランス軍の敗退をイギリスの記者が「general frost」と表現したことであるとされる。実際には、モスクワ退却は10月19日から始まっており、この年のモスクワにおける初雪は11月5日であった。
>ロシア(ロシア帝国時代、ソビエト連邦時代)はその気候の利を生かして18世紀の大北方戦争、19世紀のロシア戦役(ナポレオン戦争)、20世紀の独ソ戦(第二次世界大戦)においてそれぞれ交戦国であったカール12世のスウェーデン(バルト帝国)、ナポレオンのフランス(フランス帝国)、ヒトラーのドイツ(第三帝国)の軍隊に甚大な損害を与えたことは有名であり、いずれの敵も撃退されている。