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MRJ

2015-04-10 | 日本語あれこれ百科
新聞見出しにローマ字略語が頻出する。
いまに始まったことでもないし、新聞に限ったことでもない。

それをみて、とっさに、みつびし、りーじょなる、じぇっと その略語であるとわかるのは、記事をウオッチングして、いつかその語を記憶することになる。

ちなみに、MRJ、三菱リージョナルジェット、 Mitsubishi Regional Jetを、ウイキペディアは、三菱航空機を筆頭に開発・製造が進められている小型旅客機、と説明し、現在の名称が決定する2007年2月以前の構想・計画段階では、MJ 、Next Generation RJ、環境適応型高性能小型航空機などの名称で呼ばれていた、とある。

その最新の新聞記事には、国産ジェットMRJの初飛行、4度目延期 と見える。
ほかには、国産旅客機 MRJのように、表現しているので、MRJ初飛行9~10月に 三菱航空機、延期4度目、その略語には新聞編集の工夫が読み取れる。

すぐさま、その略を記憶したり連想したりするものと、そうではあるけれど、LCC といわれて、この略は、ロウコストまでを思い出しながら、はて、カンパニーだったのか、とその略をあれこれ推測しなければならない。


知恵蔵2015の解説
LCC

ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で、効率的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社を指す。米国の航空自由化を契機に登場し、世界的に航空規制緩和が進む中で各地に数多く誕生してきた。代表的なLCCには、米国のサウスウエスト航空、英国のイージージェット、マレーシアのエアアジアなどがあり、既存の大手航空会社がLCC事業に参入するケースもある。世界的にシェアを伸ばしているが、急成長した会社がある一方で、事業停止や経営破綻(はたん)に追い込まれた企業も多い。
LCCは、独自の事業戦略で、既存の大手航空会社と競争を繰り広げてきた。充実した運航ネットワークや多様なサービスを競ってきた従来の航空会社とは異なるビジネスモデルを採用。特定区間に絞り込んだ路線の設定、使用機種の統一、大都市周辺の2次的(セカンダリー)空港や使用料の安いLCC専用ターミナルの利用、機内食などのサービスの廃止または有料化、インターネットなどを利用した航空券の直接販売、契約社員の活用などによりコスト削減を図り、格安運賃を可能にした。
日本国内の空港では、2010年3月開港の茨城空港が、航空機とターミナルビルを結ぶボーディング・ブリッジ(搭乗橋)を設けないなど、初の本格的なLCC対応となった。
(原田英美  ライター / 2010年)



朝日新聞掲載「キーワード」の解説
LCC

ローコストキャリアの略。機内食を別料金にしたり、座席数を増やしたりして安い運賃を実現している。エアアジア・ジャパンは全日本空輸系、ジェットスター・ジャパンは日本航空系。両社とも成田空港が拠点。ほかにピーチ・アビエーションがある。
(2013-02-06 朝日新聞 夕刊 2社会)



デジタル大辞泉の解説
エル‐シー‐シー【LCC】[low-cost carrier]

《low-cost carrier》⇒格安航空会社
エル‐シー‐シー【LCC】[leadless chip carrier]

《leadless chip carrier》⇒キュー‐エフ‐ジェー(QFJ)
エル‐シー‐シー【LCC】[life cycle cost]

《life cycle cost》⇒ライフサイクルコスト


大辞林 第三版の解説
LCC

〖light curtain closed〗
ライト-カーテン-クローズド。舞台に照明がついたまま幕が下りること。


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