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核禁止条約

2018-08-10 | 思い遥かに

>それは、この条約の内容そのものに問題があることに加え、核軍備管理軍縮をめぐる複雑な制度的及び政治的状況を考えると、現状のままでは、この条約は、核兵器国(核兵器不拡散条約[NPT]で核兵器保有が条約上許されている国)以外の国が核保有をしないという政治宣言に終わる可能性が高い。

そして、日本がそれに賛同することは、核軍縮の実現を遠のけ、自身の安全保障をも危うくする。

言うまでもなく、核兵器禁止条約は核軍縮を規定したNPTと「核兵器なき世界」の間に存在する法的ギャップを埋めるものである。

条約は第1条で、参加国の法的義務を規定し、核兵器その他の核起爆装置の開発、実験、生産、製造、取得、保有、貯蔵、移譲、受領、使用、威嚇を禁じ、配置、設置、配備の許可を禁じ、他の締約国に対して、禁止されている活動を行うことにつき援助、奨励、勧誘も禁じている。

さらに、第12条で条約の普遍性を謳い、その前の各条文で核兵器保有国が放棄を決断した場合の廃棄の手続きを規定している。さらに、第16条で、留保付き参加を禁止し、完全な核廃絶の実現に向けて抜け道を塞いでいる。

つまり条約は、核兵器を保有せず、その廃絶を目指す国にとって、「核兵器なき世界」の状態を具現するものとなっている。




http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52629
核なき世界を望むなら、日本は核兵器禁止条約に参加してはいけない
結果的に核廃絶を遠ざける…?
佐藤 丙午拓殖大学教授

核兵器禁止条約には問題がある
世界で最初に原爆が投下された8月6日と9日は、日本にとって特別な日である。

この経験を持つ国として、日本は核兵器の災禍を語り継ぐ責任がある。さらに、日本は核兵器の廃絶を訴え、世界が二度と核兵器を使用しないように努力する歴史的宿命も負っているのである。

日本政府はこれまでも核兵器廃絶に取り組んできた。自身が核兵器を保有しないことを国際社会に誓約すると共に、国連総会に「核兵器の全面的廃絶に向けた共同行動」決議を提出し、核不拡散にも積極的に取り組んできた。

そのような経緯を考えると、日本が2017年7月に採択された核兵器禁止条約交渉に参加せず、条約に反対することに違和感を持つ意見があるのも自然だろう。

また、核兵器廃絶を条約として法的に規定し、「核兵器なき世界」の実現を目指す国際的な取り組みに日本が参加しないことは、その廃絶を願う「ヒバクシャ」の心情を考えると、到底納得できないと考えるのも不思議ではない。

しかし、日本政府が真剣に核廃絶に取り組み、なおかつ安全保障政策を冷静に考えるのであれば、現時点で核兵器禁止条約に参加すべきではない。



https://blog.goo.ne.jp/gooksky/e/7962cf7c2623ae7d2080d4baf0328d6e


核兵器禁止条約に反対票
2017-08-10 10:46:31 | ほんとうのところは

核兵器禁止条約が、現地時間7日の10: 50、賛成122、反対1、保留1の圧倒的多数で採択 とあったニュースに、この反対1はどうかというと、それまでの決議案に対して、日本政府が立場を表明したことになる。
>記者会見
岸田外務大臣会見記録
(平成29年3月28日(火曜日)8時35分 於:官邸エントランスホール)http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken4_000475.html#topic2 







http://www.sankei.com/world/news/160927/wor1609270039-n1.html
2016.9.27 12:36
日本が核廃絶決議案提出へ 国連で23年連続


http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_002466.html
我が国核兵器廃絶決議案の国連総会第一委員会での採択について(外務大臣談話)
平成28年10月28日

3 具体的には,(1)核兵器不拡散条約(NPT)体制の強化,(2)CTBT早期発効,核兵器用分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期の交渉開始の呼びかけ,(3)核戦力の透明性向上,(4)核兵器の非人道性への深い懸念が全ての取組の基本にあること,(5)各国指導者・若者等による被爆者を含むコミュニティ等への訪問等を通じ,被爆の実相に関する認識を向上させるあらゆる取組を奨励すること,(6)北朝鮮による最近の核実験及び弾道ミサイル技術を使用した発射を最も強い表現で非難するとともに,(7)北朝鮮に対し更なる核実験の実施を自制し,直ちに全ての核活動を完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な方法で放棄するよう強く要求すること,等が含まれています。

日本は国連総会第1委員会(軍縮)に、核兵器廃絶決議案を提出
賛成 : 167
反対:4(中国,北朝鮮,ロシア,シリア)
棄権 : 17(ボリビア,キューバ,エクアドル,エジプト,赤道ギニア,フランス,インド,イラン,イスラエル,キルギス,モーリシャス,ミャンマー,ナミビア,パキスタン,韓国,英国,ジンバブエ)

核廃絶決議案の主な内容
(1)核兵器不拡散条約(NPT)体制の強化
(2)CTBT早期発効,核兵器用分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期の交渉開始の呼びかけ
(3)核戦力の透明性向上
(4)核兵器の非人道性への深い懸念が全ての取組の基本にあること
(5)各国指導者・若者等による被爆者を含むコミュニティ等への訪問等を通じ,被爆の実相に関する認識を向上させるあらゆる取組を奨励すること
(6)北朝鮮による最近の核実験及び弾道ミサイル技術を使用した発射を最も強い表現で非難するとともに
(7)北朝鮮に対し更なる核実験の実施を自制し,直ちに全ての核活動を完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な方法で放棄するよう強く要求すること,等


http://www.kangaerujikan.com/entry/kaku
考える時間
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トップ > ニュース > 核兵器禁止条約に日本は何故反対したのか調べた

2017-03-30
核兵器禁止条約に日本は何故反対したのか調べた
ニュース 調べた事



https://news.yahoo.co.jp/feature/452
Yahoo!ニュース 特集について
核兵器禁止条約、日本はなぜ反対したのか
2016/12/5(月) 16:25 配信
>10月27日(現地時間)、ニューヨークで開催された国連総会第1委員会(軍縮)で、「2017年に核兵器禁止条約交渉のための会議を開催する」決議が賛成多数で採択された。日本は反対した。唯一の戦争被爆国であり、核兵器の非人道性を訴えてきた日本はなぜ反対したのか。核軍縮・不拡散、安全保障の専門家4人に話を聞いた。
(取材・構成=岩崎大輔、森健、中原一歩、長瀬千雅/Yahoo!ニュース編集部)



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