口語の話法と想定する。口話法と見えるのは、読唇に拠るのでまぎれないように考えて、現代話法でもよい。敬語のカテゴリーをひとまず置く。
です、ます、と用いるのは、スピーチ、それには演説、講義、講演など人々の前で行う話法となる。そしてまた、未知なる初対面における自己紹介、手紙文の用法などがある。
この話法は人称を1人称と見る、わたくし の文法現象で、ほとんどは、わたくし また わたし を用いない。
あなた あなたさま、あなたがた を二人称の聞き手とする対象に話す。
なお、特異な場合として、かつては きさま 貴様ら として話しかけた話法では、異なるスタイルが話し方に用いられたことがあった。
語りの用法で個人の日記、劇の朗読、独白の、です ます を選ぶことがあり、読み手、聞き手に想定された対象を求める。
ございます この語構成また慣用としての用法に、ござる まいる の文法機能はどうか
あります 同様に、 ある まいる の用法は、文法的な分析に丁寧とはどうか
ある 現代語で、 ある いる の用法を区別してみる文法に、あり をり はべり の用法はいかに
まいらす まいら・す まゐらす 参らす 進らす 連語
まらする
まっする まっ・する まらする の音変化
ます
ます
[補説]室町時代以降の語で、古くは未然形に「まさ」、終止・連体形に「まする」、命令形に「ませい」が用いられることもある。その成立については、「座 (ま) す」「申す」「おはす」を起源とする説があるが、「まゐらす→まらする→まるする→まっする→まっす→ます」と変化したものを本流とみる説が有力である。仮定形「ますれ」はほとんど用いられず、代わって「ますなら」が多く使われる。命令形「ませ」「まし」は、「どうぞお入りくださいませ」「お早くお召し上がりくださいまし」のように、敬語動詞にしか付かない。「ます」を含んでいる文体を敬体とよび、常体の「だ・である体(調)」に対し、「です」とともに「です・ます体(調)」とよばれる。
デジタル大辞泉より
である
であー
だ
である
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に接続助詞「て」、補助動詞「あり」の付いた「にてあり」の音変化》
[補説]「である」は鎌倉時代に発生し、室町時代に発達した語で、「じゃ」「だ」はこれから出たもの。現代では、文章語・演説口調の常体として用いられる。