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痘瘡  古典に見る病名史6

2013-09-07 | 病名のことば
痘瘡 古典に見る病名史6

病が語る日本史 講談社学術文庫本 を読む。病名についての語の変遷を学ぼうとする。医学のことであるので正確な知識の記述はこの本書によるか、専門書のよるべきを参照する必要があるが、病名のさまざまなとらえ方があるので日本語の病名がわかるように読んでみたい。

流行病がどんな病気でっあたか、記録では、疫病の記録が地域に繰り返し発生しているところから、地方病としての、マラリア、住血吸虫、つつがむし病を推測している。

それは中国、朝鮮の史書で灌漑農業の記録がはじっまてから流行病が見えることによる。

また神亀3年、726年に類聚国史に見える諸国に流行病の記述があり、それについて述べるところは、弥生時代からの結核であるか、この地方病であろうかと述べている。

時間が遡って、慶雲3年、706年に全国的な広がりを見せた疫病があった。
中国で706年、707年に疫病があったので、人が動くと広まる伝染病を推定して、痘瘡の可能性を上げている。

また養老年間、717年~724年に疫病が流行して病死者が多かったとの記録があって、朝鮮半島の新羅で714年に痘瘡による流行病があったことと、日本国内の反乱があって疲弊していた兵などに伝染した可能性を考えて、伝染病か痘瘡が養老7年にあったと推測している。

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