語彙について 語義の分類、語意の意味分類と、語彙について言語資料を総体としてみた分類の一つ、意味分類を日本語の古代事象に始まり、現代での意味分類はどのように行われているか。語彙の分類表を見る。分類語彙表が刊行されて、それは現在絶版となっているが、あらたに、分類語彙表-増補改訂版-、がある。さらに、分類語彙表-増補改訂版データベース、 として公開されている。
さて、その分類は、分類は、番号のもとに、まず、類、そして部門にわかれている。その類は、1 名詞の仲間-体の類 2 動詞の仲間-用の類 3 形容詞・形容動詞・副詞等の仲間-相の類 4 その他の仲間(接続詞・感動詞など) この4類をもとに、部門、中項目、分類項目となっている。部門には、抽象的関係、人間活動の主体、精神および行為、生産物および用具、自然物および自然現象となる。
http://www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/kokken_mado/15/02/
分類語彙表 (1964年、昭和39年)に国立国語研究所資料集として刊行
>初版の『分類語彙表』は,国語研究所が手掛けた「現代雑誌九十種の用語用字調査」(1956~1964)の結果を基に,学習基本語彙などを追加し,およそ3万3千語を収録していましたが,今回の増補改訂版では,これを約7万9千語(延べでは約9万5千語)に増やしました。これは,小型国語辞典の見出し語の数にほぼ匹敵します。増補にあたっては,日常的に使用される語句を中心に,国語研究所が行った語彙調査の結果なども参考にしました。
分類語彙表増補改訂版(国立国語研究所資料集)2004年01月 国立国語研究所 出版社:大日本図書
広報紙「国語研の窓」>第15号(2003年4月1日発行) >研究室から:『分類語彙表』増補改訂版について
>研究開発用にそのデータベース版を用意しました。
本データベース版は,書籍版の『分類語彙表-増補改訂版-』の元となったデータを加工したものです。データベースソフトに取り込めるようCSV形式になっています。レコード総数は,101,070件です(この中には,見出しの併記を分割してできたレコード及び分類項目内の意味的区切りを示すレコードを含みます)。
レコード総数は,101,070件です(この中には,見出しの併記を分割してできたレコード及び分類項目内の意味的区切りを示すレコードを含みます)。
>分類のしくみ
『分類語彙表』は,数字を利用した構造的な分類体系をとっています。
例えば,「情報」という語は,「1.3123」という分類番号を持つ〈伝達・報知〉という分類項目に置かれています。この「1.3123」という分類番号は,次に示すような構造を持っています。
1.31 体の類 精神および行為 言語 23 下位の枝番分類
1 名詞の仲間-体の類
2 動詞の仲間-用の類
3 形容詞・形容動詞・副詞等の仲間-相の類
4 その他の仲間(接続詞・感動詞など)
>「シソーラス」とは
通常の国語辞典は,言葉を五十音順に配列して意味を説明するという形をとっていますが,実は五十音順の配列というのは,たくさんの言葉を探しやすくするための便宜的な手段に過ぎません。
言葉の重要な役割は,「意味」の伝達です。したがって,意味を基にして似た意味の言葉を集めてそれを配列するという方法が言葉の実態から考えると自然な姿といえます。日本でも,意味分類による辞書のほうがイロハ順のような発音から引く辞書よりも古くからありました。
しかし,意味にははっきりした境界線が引きにくいため,客観的な分類が困難です。また,意味には原則として特定の順序が存在しないので,意味を基準にして言葉を集めて配列するには,なんらかの工夫が必要になってきます。例えば,ひとつの言葉のグループの中にさらに小グループを作るとか,関連する言葉のグループを相互に参照できるようにするなどです。そのような工夫がなされた言葉の意味分類が「シソーラス」です。
シソーラスは,似た意味の言葉を集めるということが主眼なので,意味の説明は必ずしも必要ではありません。見方を変えれば,言葉の分類そのものが意味の説明になっているともいえます。『分類語彙表』では,意味の説明は省いています。
さて、その分類は、分類は、番号のもとに、まず、類、そして部門にわかれている。その類は、1 名詞の仲間-体の類 2 動詞の仲間-用の類 3 形容詞・形容動詞・副詞等の仲間-相の類 4 その他の仲間(接続詞・感動詞など) この4類をもとに、部門、中項目、分類項目となっている。部門には、抽象的関係、人間活動の主体、精神および行為、生産物および用具、自然物および自然現象となる。
http://www.ninjal.ac.jp/publication/catalogue/kokken_mado/15/02/
分類語彙表 (1964年、昭和39年)に国立国語研究所資料集として刊行
>初版の『分類語彙表』は,国語研究所が手掛けた「現代雑誌九十種の用語用字調査」(1956~1964)の結果を基に,学習基本語彙などを追加し,およそ3万3千語を収録していましたが,今回の増補改訂版では,これを約7万9千語(延べでは約9万5千語)に増やしました。これは,小型国語辞典の見出し語の数にほぼ匹敵します。増補にあたっては,日常的に使用される語句を中心に,国語研究所が行った語彙調査の結果なども参考にしました。
分類語彙表増補改訂版(国立国語研究所資料集)2004年01月 国立国語研究所 出版社:大日本図書
広報紙「国語研の窓」>第15号(2003年4月1日発行) >研究室から:『分類語彙表』増補改訂版について
>研究開発用にそのデータベース版を用意しました。
本データベース版は,書籍版の『分類語彙表-増補改訂版-』の元となったデータを加工したものです。データベースソフトに取り込めるようCSV形式になっています。レコード総数は,101,070件です(この中には,見出しの併記を分割してできたレコード及び分類項目内の意味的区切りを示すレコードを含みます)。
レコード総数は,101,070件です(この中には,見出しの併記を分割してできたレコード及び分類項目内の意味的区切りを示すレコードを含みます)。
>分類のしくみ
『分類語彙表』は,数字を利用した構造的な分類体系をとっています。
例えば,「情報」という語は,「1.3123」という分類番号を持つ〈伝達・報知〉という分類項目に置かれています。この「1.3123」という分類番号は,次に示すような構造を持っています。
1.31 体の類 精神および行為 言語 23 下位の枝番分類
1 名詞の仲間-体の類
2 動詞の仲間-用の類
3 形容詞・形容動詞・副詞等の仲間-相の類
4 その他の仲間(接続詞・感動詞など)
>「シソーラス」とは
通常の国語辞典は,言葉を五十音順に配列して意味を説明するという形をとっていますが,実は五十音順の配列というのは,たくさんの言葉を探しやすくするための便宜的な手段に過ぎません。
言葉の重要な役割は,「意味」の伝達です。したがって,意味を基にして似た意味の言葉を集めてそれを配列するという方法が言葉の実態から考えると自然な姿といえます。日本でも,意味分類による辞書のほうがイロハ順のような発音から引く辞書よりも古くからありました。
しかし,意味にははっきりした境界線が引きにくいため,客観的な分類が困難です。また,意味には原則として特定の順序が存在しないので,意味を基準にして言葉を集めて配列するには,なんらかの工夫が必要になってきます。例えば,ひとつの言葉のグループの中にさらに小グループを作るとか,関連する言葉のグループを相互に参照できるようにするなどです。そのような工夫がなされた言葉の意味分類が「シソーラス」です。
シソーラスは,似た意味の言葉を集めるということが主眼なので,意味の説明は必ずしも必要ではありません。見方を変えれば,言葉の分類そのものが意味の説明になっているともいえます。『分類語彙表』では,意味の説明は省いています。