場面 私説 源氏語り15
解釈をどうするか、注釈書が作られて、苦心をしてきた。
原文をまず、感性を働かせて読んで見るとよい。
歴史、社会、地域、民族、倫理、宗教と、もろもろの背景を考える。
そしてなにより、言語の感覚になる。
言葉が簡単でないむきには、やはり辞書を頼りに読み解くのが一番である。
それにすこし、源氏物語音読論を進める。
物語りを小説のように読めば、多くは黙読をするが、物語であるから、語ってみる。
声を出して、とにかく読んでみるとなるが、音読論は聞きながら場面を想像する、読んでもらうことになる。
物語りの絵巻についてそのうちの1枚が源氏物語をよくあらわしている。
柏木の巻、有名な親子体面が描かれている。
光源氏がわが子を抱き上げている、少し傾くようにして・・・
自分の子ではない、柏木と女三宮の子を自分の子として・・・
源氏物語のむずかしさはこの一場面に象徴される。
解釈をどうするか、注釈書が作られて、苦心をしてきた。
原文をまず、感性を働かせて読んで見るとよい。
歴史、社会、地域、民族、倫理、宗教と、もろもろの背景を考える。
そしてなにより、言語の感覚になる。
言葉が簡単でないむきには、やはり辞書を頼りに読み解くのが一番である。
それにすこし、源氏物語音読論を進める。
物語りを小説のように読めば、多くは黙読をするが、物語であるから、語ってみる。
声を出して、とにかく読んでみるとなるが、音読論は聞きながら場面を想像する、読んでもらうことになる。
物語りの絵巻についてそのうちの1枚が源氏物語をよくあらわしている。
柏木の巻、有名な親子体面が描かれている。
光源氏がわが子を抱き上げている、少し傾くようにして・・・
自分の子ではない、柏木と女三宮の子を自分の子として・・・
源氏物語のむずかしさはこの一場面に象徴される。