現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

場面  私説 源氏語り15

2013-09-15 | 源氏語り
場面  私説 源氏語り15



解釈をどうするか、注釈書が作られて、苦心をしてきた。

原文をまず、感性を働かせて読んで見るとよい。

歴史、社会、地域、民族、倫理、宗教と、もろもろの背景を考える。

そしてなにより、言語の感覚になる。

言葉が簡単でないむきには、やはり辞書を頼りに読み解くのが一番である。

それにすこし、源氏物語音読論を進める。

物語りを小説のように読めば、多くは黙読をするが、物語であるから、語ってみる。

声を出して、とにかく読んでみるとなるが、音読論は聞きながら場面を想像する、読んでもらうことになる。

物語りの絵巻についてそのうちの1枚が源氏物語をよくあらわしている。

柏木の巻、有名な親子体面が描かれている。

光源氏がわが子を抱き上げている、少し傾くようにして・・・

自分の子ではない、柏木と女三宮の子を自分の子として・・・

源氏物語のむずかしさはこの一場面に象徴される。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。