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きよら  私説 源氏語り3

2013-09-01 | 源氏語り
  きよら  私説 源氏語り3

藤原氏の権勢に賜姓源氏が貴種としてあった。

貴種流離譚を唱える物言いに文学の背景がある。

優れた古典作品である源氏物語を一言ですますのは難しい。

師は宿世の物語と言った。

文学作品としての価値はいうまでもなく、その及ぼした芸術的価値は絵画、芸能、美術にとどまらない。

それが文学の影響と享受のことがらになると文学研究の専門性を視野に議論がなされる。

一般への読者の議論は原文の読み取りのこともあってか、物語の本質をなかなかとらえられない。

文芸の味わいもさることながら作品研究の広がりをみすえて読むとどうなるか。

光る君を語るのに受け手に迎合するあまり、文学を語る思いに・・・

幼年期はマザコンで壮年期はロリコンで晩年は孤独に明け暮れ

と、揶揄するように話して、ぜいたくな貴公子許されないことはない振る舞いがあったと結論した、それは・・・

その実像はやさしさの涙にくれる、平安町特有の優柔不断男であること
それを大和魂と言うんだ

と、言ってみせて女性のための物語の読者に理解をえることがなくなったのは、いたしかたがなかったことだろう。

清らの美にまして光るの名を与えれた貴公子は雲隠れになるまでに、その生涯は。


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