軍隊という文字が新聞記事に使われるようになっている。
見出し語に、自衛隊「軍隊化」に道、と書いている。
中日新聞6月5日付け、戦地でも活動 政府狙いは、とあるのに続く
。記事は解説の、Q&Aのスタイルをとるが、戦闘支援の拡大を政府が提案したとして、リードの結びに、集団的自衛権以外でも、自衛隊を軍隊に近づけようとしている、と述べている。
この一文によってみると、集団的自衛権以外でも、との、も助詞を加えて、軍隊化を説明することになる。
記事の、こんな提案をした理由をQ&Aのうちで、次のように言う。
非戦闘地帯での活動に徹し、海外で一人も死なず、殺してこなかった自衛隊を戦地で戦う普通の「軍隊」にしようとしている、と。
三國一郎「戦争用語集」
品切重版未定
1985年8月20日
ISBN4-00-420310-4 C0236
「大本営」「転進」「八紘一宇」「千人針」「学童疎開」「引揚げ」など,昭和十年代を中心とする激動期の八十余のキイワードを選び,その意味や印象的なエピソードを語りつつ,当時の世相を甦らせる.自ら旧満州,樺太で軍隊経験をもち,戦後は放送を通して昭和史発掘を続けてきた著者が,世代を超えた戦争体験の共有のために書下ろした書.
戦争のころ
戦時用語解説
http://www.h2.dion.ne.jp/~hana-t/senjiyougo.html
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大戦中7~11歳だった筆者の記憶は、正確というにはほど遠い。また筆者の個人的な受け取り方をとくに調整はせず、筆者の感じた戦争の姿、というものをむしろ伝えようとしている。そのことは含んだ上で理解してほしい。
愛国行進曲軍艦行進曲
アカ
赤紙
→召集令状
アン・ジュングン(安重根)
撃ちてし止まむ
うみゆかば
産めよ増やせよ
英霊
大御心
外食券
学童疎開
学徒出陣
学徒動員
神風
菊の御紋章
紀元節
宮城遥拝
教育勅語
享楽追放
教練
→軍事教練
玉音放送
玉砕
空襲
→焼夷弾
空襲警報
→空襲
駆逐艦。
軍艦行進曲(軍艦マーチ)
軍事教練
軍神
ゲートル
憲兵
航空母艦
高射砲
皇民化政策
抗日運動
国賊
国民学校
国民歌謡
国体護持
御真影
→奉安殿
国家神道
サーベル
自決(自刃)
銃後
傷痍軍人
焼夷弾
将校
少国民
召集令状
ゼロ戦(ゼロ式戦闘機)
戦艦
潜水艦
戦闘機
→ゼロ戦
千人針
疎開
→学童疎開
大詔奉戴日
大政翼賛会
大東亜共栄圏
大本営
竹やり
タブロイド版
地上戦
徴用
偵察機
敵性言語
敵性音楽
灯火管制
隣組
内地
配給制度
敗残兵
爆撃機
非常時
日の丸弁当
武運長久
復員
富国強兵
兵役検査
米穀通帳
兵卒
奉安殿(ほうあんでん) 戦時中の学校には、校庭などに奉安殿と呼ばれる小さな祠があった。その中には、御真影と呼ばれる天皇・皇后の写真と教育勅語が入っていた。火事など有事の際は責任者、たとえば校長はこれを死守しなければならず、実際、火事で写真を搬出するために焼け死んだ校長もいた。 →教育勅語
防空壕
冷戦