COVID-19にわかったこと、第3波では、3特徴があって、感染速度が速い、クラスタが多様化、そして高齢者の割合が高くなった、というニュース。専門家会議は、急速な感染拡大の始まりと警告している。
コロナ「第3波」、家庭内感染多く 職場・会食を経由
中高年・無症状の比率増加
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2020/11/14 0:00 (2020/11/14 5:20更新)
>今夏は接待を伴う飲食店など「夜の街」を中心に若者の間で感染が広がった。8月5日までの1週間は新規感染者のうち30代以下は65%を占めたが、今月11日までの1週間は49%。一方で40代以上の割合は上昇し、幅広い年齢層で感染が広がる。クラスター(感染者集団)の発生場所は繁華街だけでなく、職場や学校の寮、外国人コミュニティーなど多様化した。
200人超の新規感染が続く大阪府では、夜の街関連は10月中旬以降は2割弱にとどまる。第2波の感染拡大期(6月中旬~7月中旬)は約3割だった。30代以下が占める割合も75%から45%に減り、60代以上は7%から25%に増えた。家庭内感染はここ約1カ月で2倍以上に急増し、府幹部は「どこから家庭にウイルスが持ち込まれたのか、感染源が特定しづらく対策が難しい」と話す。
>第2波に比べ無症状者は増加している。都内では11日の新規感染者の3割、104人が無症状だった。8月上旬と比べると割合も人数も2倍となっている。症状がなくとも、仕事で陰性証明が必要な人らが自費で検査を受けるようになり、感染発覚が増えている。
感染拡大前の状況も異なる。第2波の到来前は緊急事態宣言で新規感染が全国で大幅に減っており、6月24日時点の入院者は559人で、このうち重症者は58人だった。
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> 感染速度が速い
みなさん自粛疲れがあるのと経済の冷え込みがあるので、さすがに「封じ込め」にも限界があります。分母が大きいので「指数関数がどうたらこうたら」「ロジスティック曲線がなんやらかんやら」みたいな話にはなるわけですが、検査数は増えるし濃厚接触者のチェック数は増えるしなので、どうしても「感染拡大率」は多くなっているように見えます。
ですが、日本人、がんばってます。怖がりすぎないでください。
> クラスタが多様化
「怪しい」から「チェック」したら「陽性」だったというケースが新たに見つかったということであって、これは「検査体制が強化された」結果だと思います。「新型コロナ狩り」みたいな話にならないように、できれば大きな気持ちで見ていただきたいと思います。ただ、「もう、絶対にイヤだ!」というヒトもいらっしゃるでしょうが、それはおそらくメンタルヘルス・マネジメントの話になっちゃうので、お近くの(精神神経科の)クリニックに相談されたほうがよろしいかと思います。
> そして高齢者の割合が高くなった
たとえばインフルエンザ・ウイルスの「死亡者数」というのは、「直接的に感染が死亡の原因になった」人(いわゆる「スペイン風邪」では、若い兵隊さんやお相撲さんが、発症してから数日でバタバタ亡くなっています)と、「自分が罹患している慢性の病気が悪化して死亡した」ケース(こちらは、発症から死亡までの期間が長く、現代では医療現場への負担が大きく、医療崩壊につながる要因でもあります)があって、この二つは頭の中で いちおう区別しておくのが適切ではないか、と思います。
必ずしも新型コロナ対策は一律ではありません。
若い人は年寄り(を含めた持病のある人)に感染させないように、年寄りはなるべく感染(うつ)されないように(同時に、体力を落とさないようにお身体を労わって)するという、「二正面作戦」が有効であるように思います …… が、なにぶんにも流行が急であり、具体的なエビデンスが不足しています。
「なんとなくの思いつきで言ってみた」みたいなろくでもない情報も世の中には多く蔓延しています。
基本的には、「温かくして滋養のあるものを食べて、安心してよく寝る」のがよろしいかと思います。
「芹うどん」(うどんや冷麦を茹でて濃いめの出汁で玉子あんかけにした芹をかけます。うちでは「あつむぎ」と称しています)とか「鶏雑炊」とかはお奨めです。生姜とか柚子とか唐辛子とかもお奨めです。
みなさん、お身体をお労(いと)いくださいませ。お大事に。