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判断という言語現象

2015-09-07 | 日本語文法
かつて東京都知事になったタレントがテレビコマーシャルで叫び続けていた。
アオシマ~だ、と。

もう亡くなられて10年になる。
流行語の現象はとどまることなく放送作家が選挙の時にこれだけを叫んで当選したようなものである。

その青島幸雄の著作に、だから巨人ファンはバカなのだ、というのがある。
この、なのだ の一句に、アオシマだの流れを見る、聞く思いがする。

政治家の手腕、テレビタレントの活躍、そして何よりも作家の青島幸雄が、アオシマだ~、アオシマなのだ を、彼の活躍の代名詞のように連発していたような現象であった。
おとなの漫画 フジテレビ、シャボン玉ホリデー 日本テレビなどの構成を担当し、放送作家本人が画面に登場する。

青島だァ!、のギャグで一躍有名になる、というウイキペディアを検索していたら、なんかもんくあっかぁ、おまえら、あおしまだ、という歌詞もあった。
タレント銀議員としても  http://matome.naver.jp/odai/2137973039352194901/2138417727801758103、名をはせた。

このフレーズを流行として聞けば、それは強調表現の用法となる。
考えてみると、この、だ~ 語法としてさかのぼると、にてあり にあり なり である となる。

それが発音の変化で、じゃ と解されるが、その一方で、や というのも形式として存続する。

辞書の解説に、

>[補説]「である」は鎌倉時代に発生し、室町時代に発達した語で、「じゃ」「だ」はこれから出たもの。現代では、文章語・演説口調の常体として用いられる。  
であるの意味 - 国語辞書 - goo辞書
dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/148999/m0u/


とあるところ、だ にてあり 音変形、 にてあり  であり であ その音便作用から表現が定着したとされる。

さて、その判断作用となる、断定、また、指定とは、いかに考えたものか。

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