二十四節気 にじゅうしせっき、七十二候 しちじゅうにこう、というふうに、読む。にじゅうよんせっき、ななじゅうにこう、と読んでしまって、季節の話しにならないけれど、日本語読み、何が悪いか。七十二候は二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと、それで、閉塞成冬 そらさむくふゆとなる と読まなければ、へいそくせいとう とうちこんでも、出るのは、閉塞性 動脈 硬化症 ばかり。そらさむくふゆとなる と打ち込むと、七十二候 | 第六十一候 閉塞成冬 と出てくるから、表記と発音というわけでもない。
さて、気象情報会社ならではの冬の豆知識とあったので、何を書いているかと見てみても、雪の予報をまとめているぐらいだあたから、【冬日】:最低気温が0℃未満 【真冬日】:最高気温が0℃未満 という情報を、
>上空1500m付近の気温が-6℃以下(高い山は0℃以下)になると、雨ではなく雪が降る目安と言われます。また関東の平野部の場合は、上空約1500mの温度が-3℃以下でも雪となることもあります。ちなみに、地上での雪と雨の境目はおおよそ0℃から5℃の間にあり、湿度によって変動します。
さてさて、たいせつ には触れずに、おおゆきにも、豆知識にはなかった…
風花 かざはな 山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象
六花 りっか りくか、ろくはな、ろっか、むつのはな
https://tenki.jp/forecaster/okamoto/2020/11/24/10589.html
>ラニーニャ現象が発生した2017~2018年にかけての冬は、函館で寒候年(前年8月~当年7月)の降雪量が統計史上初めて500センチを超え、雪の捨て場にも困るような大雪となりました
https://weathernews.jp/s/topics/202012/060065/
二十四節気「大雪」、七十二候「閉塞成冬」
気象情報会社ならではの冬の豆知識
二十四節季も七十二候も中国由来ですが、江戸時代に入って暦学が進み、月蝕(ときには日蝕)の予想がおおまかにでも可能になってくると、「太陽暦と太陰暦の融合」ということが考えられ、その先駆けとして二十四節季・七十二候がはじまった、のではないかと思います。
インドでは星宿(=星座)二十八宿が考案されましたが、それ以外に「ラーフ」「ケートゥ」という二つの暗黒星という説明がされたそうです。これは黄道(太陽の通り道)と白道(月の通り道)が交差する、「昇交点」「降交点」に対応するとか。
グレゴリオ暦はバチカンが採用した祭祀歴ですが、聖日の中にはイースターのように太陽暦・太陰暦の両方に関わる日もあります。
江戸時代には不定時法が採用されていたりもするので、暦法や時刻精度に対する感覚は、現代人よりも江戸時代人のほうが敏感だっただろう、と思います。
「コイツ、諸星大二郎『暗黒神話』とか吉田光邦『星の宗教』とか読んでるよな」と確信しました。
一旬は「三十日(みそか)」のだいたい三分の一です。そうなると、食物の「旬」というのは約十日間で、うちの祖父母は田舎育ちだったので、「十日間は同じ食い物が食卓に並ぶ」というのが「旬」だったようです。
うちらは自閉なので、秋刀魚が十日間三食続いても何の問題もありませんが。「熊野松風に米の飯」ってなもんで、栄養バランスが取れていれば、毎日カレーでもまったく気になりません。もちろん、たまに旬の食材があれば、ありがたく賞味させていただくことに吝(やぶさ)かではありませんが。
「旬の食材」というのは、「安くて美味い」ので、「採れなかった/穫れなかった」食材を「この季節だから」っていうんで高い金を払ってありがたがって食べるとかいうのは、資源保護とかの話も含めてどうだろう、と考えています。
「イクラの醤油漬け」とかって、もう三年も食べていないんですよねぇ。十一月の季節ものだったりしたんですが。
まぁ、今年はキャベツが安いので、「ザウアークラウトなら任しとけっ!」という感じで手薬煉(てぐすね)を引いているのですが。
ただ、ザウアークラウトは、その名の通り(直訳すると、「酸っぱいキャベツ」です)酸っぱいので、なかなか一般に普及してはません。
ここは新機軸として、「ザウアークラウト餃子」ってアリなんじゃないか、と大森総研では考えています。