酉と言えば、ひよみの酉である。日読の酉、ひよみ だけで、ふるとり と区別する。
十干十二支の組み合わせにより、60の周期で、年、月、時を表す。2017年は、丁酉 ひのととり 火が金を剋する 相剋である。
日本国語大辞典
*名語記〔1275〕三「十二神のトリ如何。これも鳥也。酉の字にかきなせるは大堯か所作也」
酉字は酒ツボをあらわす。水をもって酒とする。
*咄本・私可多咄〔1671〕二・二一「ゆふすずみくむや三水(サンズイ)に酉(トリ)のとき」
拾遺和歌集〔1005〜07頃か〕物名・四三〇「むま ひつじ さる とり いぬ ゐ むまれよりひつじつくれば山にさるひとりいぬるに人ゐていませ〈よみ人しらず〉」
みずとり、酒をいう、盗人仲間の隠語。
とり が 占(し)めてる 多数の人が集まり騒いでいる意をいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕
小学館 全文全訳古語辞典
とり 【酉】
>」
❶十二支の十番目。⇒じふにし
❷方角の名。西。
❸時刻の名。午後六時およびその前後二時間。一説に、午後六時からの二時間。
じふに-し 【十二支】
陰陽道(おんようどう)の語。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二の称。
十二支の方位と時刻
(1) 《方位》 子∥北、丑∥北北東、寅∥東北東、卯∥東、辰∥東南東、巳∥南南東、午∥南、未∥南南西、申∥西南西、酉∥西、戌∥西北西、亥∥北北西。
(2) 《時刻》 子∥午後十一時~午前一時、丑∥午前一時~午前三時、寅∥午前三時~午前五時、卯∥午前五時~午前七時、辰∥午前七時~午前九時、巳∥午前九時~午前十一時、午∥午前十一時~午後一時、未∥午後一時~午後三時、申∥午後三時~午後五時、酉∥午後五時~午後七時、戌∥午後七時~午後九時、亥∥午後九時~午後十一時。なお、時刻については、「子∥午前零時~午前二時」のように、一時間後にずらして考える説もある。
005 和歌と言葉遊び
book.geocities.jp/kappa_class/kokugoasobi.html
ひとよねて憂しとらこそは思ひけめ 浮名たつ身ぞわびしかりける, ひとよねて うし とらこそ ... むまれより ひつじつくれば 山にさる ひとり いぬ るに 人ゐてゐませ, むま ひつじ さる とり いぬ ゐ. 里の戸も ... いづみ川いせきいせきにかかる浪の うし名の立たむ恋よあはずも <横井也有>, いつ みかは いせ ... しのふくさ」が 詠まれていて、 「隠題」とも言う。
>
ひとよねて憂しとらこそは思ひけめ
浮名たつ身ぞわびしかりける
ひとよねて うし とらこそは 思ひけめ
うき名たつみぞ わびしかりける
ね うし とら
う たつ み
むまれよりひつじつくれば山にさる
ひとりいぬるに人ゐてゐませ
むまれより ひつじつくれば 山にさる
ひとり いぬ るに 人ゐてゐませ
むま ひつじ
さる とり
いぬ ゐ
十干十二支の組み合わせにより、60の周期で、年、月、時を表す。2017年は、丁酉 ひのととり 火が金を剋する 相剋である。
日本国語大辞典
*名語記〔1275〕三「十二神のトリ如何。これも鳥也。酉の字にかきなせるは大堯か所作也」
酉字は酒ツボをあらわす。水をもって酒とする。
*咄本・私可多咄〔1671〕二・二一「ゆふすずみくむや三水(サンズイ)に酉(トリ)のとき」
拾遺和歌集〔1005〜07頃か〕物名・四三〇「むま ひつじ さる とり いぬ ゐ むまれよりひつじつくれば山にさるひとりいぬるに人ゐていませ〈よみ人しらず〉」
みずとり、酒をいう、盗人仲間の隠語。
とり が 占(し)めてる 多数の人が集まり騒いでいる意をいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕
小学館 全文全訳古語辞典
とり 【酉】
>」
❶十二支の十番目。⇒じふにし
❷方角の名。西。
❸時刻の名。午後六時およびその前後二時間。一説に、午後六時からの二時間。
じふに-し 【十二支】
陰陽道(おんようどう)の語。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二の称。
十二支の方位と時刻
(1) 《方位》 子∥北、丑∥北北東、寅∥東北東、卯∥東、辰∥東南東、巳∥南南東、午∥南、未∥南南西、申∥西南西、酉∥西、戌∥西北西、亥∥北北西。
(2) 《時刻》 子∥午後十一時~午前一時、丑∥午前一時~午前三時、寅∥午前三時~午前五時、卯∥午前五時~午前七時、辰∥午前七時~午前九時、巳∥午前九時~午前十一時、午∥午前十一時~午後一時、未∥午後一時~午後三時、申∥午後三時~午後五時、酉∥午後五時~午後七時、戌∥午後七時~午後九時、亥∥午後九時~午後十一時。なお、時刻については、「子∥午前零時~午前二時」のように、一時間後にずらして考える説もある。
005 和歌と言葉遊び
book.geocities.jp/kappa_class/kokugoasobi.html
ひとよねて憂しとらこそは思ひけめ 浮名たつ身ぞわびしかりける, ひとよねて うし とらこそ ... むまれより ひつじつくれば 山にさる ひとり いぬ るに 人ゐてゐませ, むま ひつじ さる とり いぬ ゐ. 里の戸も ... いづみ川いせきいせきにかかる浪の うし名の立たむ恋よあはずも <横井也有>, いつ みかは いせ ... しのふくさ」が 詠まれていて、 「隠題」とも言う。
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ひとよねて憂しとらこそは思ひけめ
浮名たつ身ぞわびしかりける
ひとよねて うし とらこそは 思ひけめ
うき名たつみぞ わびしかりける
ね うし とら
う たつ み
むまれよりひつじつくれば山にさる
ひとりいぬるに人ゐてゐませ
むまれより ひつじつくれば 山にさる
ひとり いぬ るに 人ゐてゐませ
むま ひつじ
さる とり
いぬ ゐ